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米国・欧州株概況

米国株、ダウ7日続落し357ドル安 週間下げ幅過去最大 ナスダックは小反発

2020/2/29 6:26
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【NQNニューヨーク=川内資子】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7日続落した。前日比357ドル28セント(1.4%)安の2万5409ドル36セントと2019年6月4日以来ほぼ9カ月ぶりの安値で終えた。新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が停滞するとの懸念が一段と強まった。ただ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が午後に発表した声明を受け早期の利下げの思惑が高まると、相場は下げ幅を縮めた。

ダウ平均の7日続落は2018年6月半ば以来1年8カ月ぶり。週間の下げ幅は3583ドル程度と、リーマン・ショック直後の2008年10月6~10日(1874ドル)を上回って過去最大となる。

ニュージーランド政府は28日、国内での初の新型コロナの感染者の確認を発表。アフリカ大陸のナイジェリアなどでも初の感染が報じられた。世界保健機関(WHO)は28日、新型コロナに関して世界全体の危険度を4段階で最高の「非常に高い」に引き上げた。新型コロナがヒトやモノの移動を制限する状態が長引き、世界経済の停滞を招くとの懸念が一段と強まった。ダウ平均は朝方に1085ドル安まで下げた。

パウエルFRB議長は午後に公表した声明で、新型コロナによる経済活動へのリスクに言及し、「経済を支えるために適切に行動する」と述べた。市場では早期の利下げの可能性を示唆したと受け止められた。

取引終了にかけて、足元で売り込まれていた石油のエクソンモービルや化学のダウ、建機のキャタピラーなどへの買いが勢いを増し、相場は下げ幅を大きく縮めた。

米債券市場では安全資産とされる米国買いが進んだ。長期金利の指標となる10年物国債利回りは一時1.11%まで低下(価格は上昇)し、過去最低を更新した。株式相場の予想変動率を示す変動性指数(VIX)は一時2割高い49台を付けたが、引けにかけて急速に伸び悩んだ。終値は約2%高の40台。20が不安心理が高まった状態とされる。

長期金利の低下を受けて利ざや縮小への懸念からJPモルガン・チェースなど金融株が安い。航空機のボーイングや保険のトラベラーズも下げた。

ナスダック総合株価指数は小幅に反発し、同0.888ポイント高の8567.368で終えた。ソフトウエアのマイクロソフトやSNS(交流サイト)のフェイスブックなど主力株の一角が買われた。

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