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米国株、ダウ反発し258ドル高 「逆イールド」和らぎ買い直し

【NQNニューヨーク=戸部実華】28日の米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均は前日比258ドル20セント(1.0%)高の2万6036ドル10セントで終えた。米中貿易摩擦を巡る新たな悪材料が発生せず、米10年物国債と2年債の利回りが逆転する「逆イールド」の度合いもやや和らいだ。投資家心理の悪化にひとまず歯止めがかかり、直近まで下げがきつかった景気敏感株を中心に買い直された。

ダウ平均は8月に入って前日までに1086ドル下落しており「短期的な押し目買いが入った」(ロバートWベアードのブルース・ビットルズ氏)との指摘が聞かれた。逆イールドによる利ざや縮小懸念が売り材料になっていたJPモルガン・チェースなど金融株が軒並み上昇した。建機のキャタピラーなど資本財株も幅広く買われた。

業種別S&P500種株価指数で「エネルギー」が1.4%高と上昇率首位となり、全体をけん引した。週間の米原油在庫が市場予想以上に大幅に減少し、需給改善期待から原油先物相場が上昇した。ダウ平均銘柄では石油のシェブロンやエクソンモービルが上げた。

逆イールドの進展には歯止めがかかったが、米30年物国債利回りが一時1.90%と過去最低水準を付けるなど長期債の利回りは低下した。相対的に投資妙味が増した高利回り株に資金が向かい、通信のベライゾン・コミュニケーションズなどが買われた。

ダウ平均は朝方に140ドル安となる場面があった。世界経済の減速懸念や米中対立を巡る警戒感は根強い。英首相が議会を閉会する方針を示し、審議時間の不足から欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」の可能性が高まったのも相場の重荷だった。

高値と安値の差である日中値幅は400ドルを超えた。9月2日のレーバーデーの祝日を控えて夏季休暇を取る市場参加者が多く、薄商いで値動きが大きくなりやすいとの指摘もあった。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比29.936ポイント(0.4%)高の7856.882で終えた。

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