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米国株、ダウ反落し312ドル安 1カ月ぶり安値、世界経済に警戒感

(更新)

【NQNニューヨーク=川内資子】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反落し、前週末比312ドル78セント(1.9%)安の1万6001ドル89セントと、8月25日以来ほぼ1カ月ぶりの安値で終えた。世界経済の減速懸念から、エネルギーや素材関連など業績が景気動向に左右されやすい銘柄を中心に売りが膨らんだ。

中国の経済指標が悪化した。ドイツのフォルクスワーゲンの排ガス不正問題が欧州を中心とする景気を押し下げるとの警戒感も根強い。世界経済の減速観測から原油など商品相場が軒並み下落し、石油や素材関連株などに収益悪化を意識した売りが出た。

投資家が運用リスクを避ける動きが広がり、バイオ製薬などヘルスケア関連株が大きく売られたことも相場の重荷となった。ナスダックのバイオ株指数は7日続落し、2014年11月以来の低水準をつけた。

ダウ平均は午後に一段安となり、下げ幅は一時332ドルに達した。

ダドリー・ニューヨーク連銀総裁は28日に米紙に対し、「年内の利上げを想定している」と述べたと伝わった。前週末25日のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言に沿う内容だったため、相場の反応は目立たなかった。

ナスダック総合株価指数は5日続落し、同142.527ポイント(3.0%)安の4543.969と8月25日以来の安値で終えた。

業種別S&P500種株価指数は全10種が下落。「ヘルスケア」や「エネルギー」、「素材」の下げが大きかった。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億5000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約23億3000万株だった。

25日に発売したスマートフォン(スマホ)の新モデルの販売が好調だったと発表したアップルは下落。ケーブルテレビ最大手のコムキャストも安い。傘下企業を通じて、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営する会社を買収すると発表し、財務負担を意識した売りが出た。

商品相場の下落基調を背景に財務不安が強まっているスイスの資源大手グレンコアが急落。クレジットカードのビザや金融のゴールドマン・サックスは大幅安となった。

一方、会社分割を検討していると発表した非鉄のアルコアは大幅高となった。ダウ平均構成銘柄では日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)だけが上げた。

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