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米国株、ダウ小反落 11ドル安 FRB副議長発言が重荷、最後は下げ渋り

【NQNニューヨーク=横内理恵】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反落し、前日比11ドル76セント(0.1%)安の1万6643ドル01セントで終えた。市場の一部で早期の利上げ観測が意識され、相場の重荷となった。週末を前に持ち高を積み増したくないとの姿勢から買い戻しが入り、取引終了間際には急速に下げ渋って終えた。

米CNBCテレビのインタビューに応じたフィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長が9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの可能性を排除しないなどと述べた。米景気の堅調さを示す指標が足元で相次いでいることもあり、株式市場では9月の利上げの可能性が意識された。

ダウ平均は週前半までの6営業日で1870ドルあまり下げた後、27日までの2日間で1000ドル近く戻していた。カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ワイオミング州、ジャクソンホール)で29日に予定されるフィッシャー副総裁の講演内容などを見極めたいとして、引けにかけて様子見ムードが強まった。

週間ベースでは183ドル高となり、前週の1017ドル安から2週ぶりに上げに転じた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅ながら3日続伸し、同15.617ポイント(0.3%)高の4828.325で終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も小幅高で終えた。

業種別S&P500種株価指数(全10業種)では「ヘルスケア」「金融」など5業種が下げた一方、「エネルギー」や「素材」が上げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億3000万株(速報)。ナスダック市場は約18億7000万株(同)だった。

後発薬のマイランが2%安。同業ペリゴの買収に向けて株主からの同意取り付けを発表したが、資金負担を警戒した売りが優勢となった。ダウ平均では小売りのウォルマート・ストアーズや製薬のファイザーが安い。

一方、原油先物相場が大幅続伸したのを受け、石油のシェブロンやエクソンが買われた。前日夕に著名投資家カール・アイカーン氏による株式保有が明らかになった鉱業のフリーポート・マクモランも高い。四半期決算が大幅増収だった銃器製造のスミス・アンド・ウェッソンは大幅高で終えた。

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