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米国・欧州株概況

米国株、ダウ反発し93ドル高 貿易摩擦の懸念後退、ナスダック5日続伸

2018/3/9 6:23
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【NQNニューヨーク=森田理恵】8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比93ドル85セント(0.4%)高の2万4895ドル21セントで終えた。トランプ米大統領が午後、鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を命じる文書に署名。カナダとメキシコを当面猶予するなど「すべての国に一律に関税を適用する」との従来の態度を軟化させ、貿易摩擦への懸念がやや後退した。

 輸入制限では、日本などの同盟国も交渉次第で関税を免除する余地を残した。当初は原則として例外を設けない方針とされたため、同盟国のカナダや欧州連合(EU)からの反発が強まっていた。決定を受けひとまず「市場に安心感が広がった」(ワンダーリッチ・セキュリティーズのアート・ホーガン氏)という。

 ただ、相場は前日終値を挟んで明確な方向感なく推移する場面が目立った。原油安を受けた石油株の下落が重荷になったほか、9日発表の2月の雇用統計を見極めたいという雰囲気が強く積極的な売買は見送られた。

 雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比20万5000人増、物価の参考指標となる平均時給は前月比0.2%の上昇が予想されている。注目される平均時給は前の月から伸びがやや鈍化したもようだが、予想を上回れば長期金利の上昇につながる可能性があり株式市場の警戒感は強い。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日続伸し、前日比31.297ポイント(0.4%)高の7427.946で終えた。アップルやアルファベット(グーグル)がそれぞれ1%超上昇。業界再編期待などからヘルスケア関連が買われたことも指数上昇に寄与した。

 業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち「生活必需品」「公益事業」「ヘルスケア」など10業種が上げた。一方、「エネルギー」は下げた。

 薬剤給付管理会社(PBM)大手のエクスプレス・スクリプツが急伸した。医療保険大手シグナへの身売りで合意したと発表し、1株あたりの売却価格にさや寄せする形で買われた。ネット配信インフラのアカマイ・テクノロジーズも上げた。米ファンドのエリオット・マネジメントが指名した取締役の就任と、自社株買いの増額を含む経営効率化策を発表し、好感された。

 ダウ平均の構成銘柄ではジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)や航空機のボーイング、建機のキャタピラーなどが上昇した。

 スーパーのクローガーは急落した。朝方発表した四半期決算が市場予想並みにとどまり、利益見通しは上限でも予想に届かなかった。エクスプレス・スクリプツの買収に伴う財務負担が懸念され、シグナが下げた。女性向け衣料・雑貨のエル・ブランズは2月の販売実績とあわせて総額2億5000万ドルの自社株買いを発表したが、株価は売りに押された。

 USスチールやAKスチールなど鉄鋼株は終日売り優勢で終えた。ダウ銘柄ではシェブロンとエクソンモービルのほか、IBMやインテルが下げた。

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