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米国・欧州株概況

米国株、ダウ2997ドル安で過去最大の下げ トランプ発言で売り加速

2020/3/17 5:33
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【NQNニューヨーク=張間正義】16日の米株式相場は大幅に反落した。ダウ工業株30種平均は前週末比2997ドル10セント(12.9%)安の2万0188ドル52セントで終えた。トランプ米大統領が新型コロナウイルスによる米景気下押しが年後半以降も続くとの見通しを示し、取引終了にかけても幅広い銘柄に売りが膨らんだ。下げ幅は一時、3069ドルに達した。

下げ幅は12日の2352ドルを上回り、過去最大だった。下落率は1987年10月19日のブラックマンデー(22.61%安)以来の大きさだった。

トランプ氏は16日午後の記者会見で、新型コロナ感染の最悪期が「8月まで延びる可能性がある」と述べた。米景気についても「おそらく後退に向かっている」と指摘した。発言を受け、景気悪化が年後半も続くとの見方が強まり、相場は一段安となった。

ニューヨーク連銀が16日朝に発表した3月の製造業景況指数は、マイナス21.5と前月(12.9)から急低下した。09年以来の低水準で、前月からの下げ幅としては過去最大だった。景気悪化が数字にも表れてきたと受け止められた。

新型コロナの拡大防止のため、ニューヨーク市とロサンゼルス市はともに17日からレストランなどの営業を大幅に制限する。飲食店の営業停止はイリノイ、ニュージャージー、オハイオ州などにも広がり、経済活動の一段の低迷につながるとの見方を誘った。

米連邦準備理事会(FRB)は15日夕、政策金利をゼロ近くまで下げる緊急利下げと量的緩和の再開を発表した。日曜日に急きょ発表するという異例の対応を取ったことで、景気懸念をあおった面がある。市場では「そもそも対応が遅い」との声も聞かれた。

市場心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)は4割超上げ、一時83を超えた。不安心理が高まった状態とされる20を大幅に上回っており、投資家の先安懸念の強さがうかがえる。

ダウ平均を構成する全30銘柄が下落した。航空機のボーイングが2割超下落したほか、中華圏以外のすべての直営店を閉鎖すると発表したスマートフォンのアップルも13%下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は前週末比970.283ポイント(12.3%)安の6904.592と大幅に下落した。米メディアによると1日の下落率としては過去最大だった。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やエヌビディアなど半導体株の下げが目立った。

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