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米国株、ダウ反発し92ドル高 買い戻し優勢、英のEU離脱問題に思惑も

【NQNニューヨーク=岩切清司】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発した。終値は前日比92ドル93セント(0.5%)高の1万7733ドル10セントだった。このところ下げが続いていただけに買い戻しが入りやすかった。米国に新規の取引材料が乏しかった半面、英の欧州連合(EU)離脱問題に関する思惑が相場を左右する展開が続いた。

朝方は売りが優勢だった。急速な円高を嫌気して日経平均株価が急落すると、投資家心理の冷え込みが欧州市場にも及んだ。英のEU離脱問題への懸念も根強く欧州株は軒並み下落。世界株安の様相が強まり、ダウ平均は下げ幅を168ドルまで広げる場面があった。

午後に入るとダウ平均は上げに転じた。英国ではEU離脱問題で残留を支持する最大野党労働党の女性下院議員が射殺されるという事件が発生した。「同情票が残留支持へ向かうとの思惑が浮上した」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)といい、英株式相場が取引終了にかけて急速に下げ幅を縮めると米株式にも買いが優勢となった。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も6日ぶり反発。終値は同9.984ポイント(0.2%)高の4844.915ポイントとなった。

業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「エネルギー」を除く9業種が上昇した。「電気通信サービス」や「公益事業」などの上げが目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約8億9000万株(速報)、ナスダック市場は約18億2000万株(同)。

従業員のストライキを回避した百貨店大手のメーシーズが高い。飲料のコカ・コーラは4~6月期の慎重な業績見通しを公表し売られた場面があったが、相場全体の上げにつれて買いが優勢となった。アップルやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムも買われた。

一方で、四半期決算で1株利益が市場予想を上回った食品スーパー大手のクローガーは買いが先行したものの、材料の出尽くし感が広がると下げに転じた。ドラッグストアのライトエイドは予想を下回る四半期決算を嫌気し売られる場面があった。グーグルの持ち株会社アルファベットやフェイスブック、スポーツ衣料のナイキや製薬のファイザーも安い。

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