米国株、ダウ続伸し222ドル高 原油の増産凍結を好感、ハイテク高も支え

2016/2/17 6:34
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【NQNニューヨーク=岩切清司】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。終値は連休前の12日に比べ222ドル57セント(1.4%)高の1万6196ドル41セントとなった。新規の買い材料に乏しいものの、原油供給への一段の懸念がやや和らぎ投資家心理が改善した。一部のハイテク株が急伸したことも支えとなった。

サウジアラビア、ロシアなど4カ国が条件付きで原油増産の凍結で合意した。減産が見送られたことで原油先物相場は反落したが、米株式市場では「原油相場の戻りをけん引するほどではないが、先行きの原油安に対する懸念が和らいだ。供給過剰問題への前向きな一歩」(CMCマーケッツのコリン・チェシンスキ氏)との指摘があった。

石油のエクソンモービルが小幅高で終わった。財務面に市場が警戒を抱く石油・天然ガス開発のチェサピーク・エナジーや天然ガスのウィリアムズ・カンパニーズ、鉱業大手のフリーポート・マクモランの上昇率は軒並み10%を超えた。建機のキャタピラーも高い。

最近まで低迷していた一部のハイテク関連株に買いが集まったことも好感した。クーポン共同購入サイトのグルーポンは、中国の電子商取引(EC)最大手アリババ集団による株式の大量保有が明らかになった。思惑が交錯し株価の上昇率は41%に達した。アリババ株も8%上げた。米ヤフーや口コミサイトのイェルプといった銘柄にも連想買いが波及した。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も大幅続伸。終値は同98.443ポイント(2.3%)高の4435.955ポイントとなった。

業種別S&P500種株価指数は全10業種が上昇。「一般消費財・サービス」や「資本財・サービス」などの上げが目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約12億4000万株(速報値)、ナスダック市場は約20億4000万株(同)だった。

製薬大手のファイザーが続伸。薬価を巡る訴訟で合意した和解金が懸念ほど膨らまなかったことを好感した。バイオ医薬品のバクスアルタも続伸した。1株利益など市場予想を上回った決算を買い材料視した。投資会社が買収を決めたセキュリティ・サービスを展開するADTの上昇率は47%となった。

アップルやグーグルを傘下に持つアルファベット、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムも高い。

半面、小売りのウォルマート・ストアーズが下げた。

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