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米国・欧州株概況

米国株、ダウ反発し177ドル高 9月利上げ観測が後退、目先の戻り期待も

2016/9/16 5:24
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【NQNニューヨーク=神能淳志】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比177ドル71セント(1.0%)高の1万8212ドル48セントだった。主要な米経済指標が予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)による9月の追加利上げが難しくなったとの見方から買われた。連日の下げで目先の戻りを期待した買いも入りやすかった。

ダウ平均は朝方に小幅に下げる場面があった。8月の米小売売上高は前月比0.3%減だった。市場予想(0.1%減)を下回り、金額の大きい自動車・同部品を除いても前月から減少した。9月のニューヨーク連銀の製造業景況指数や8月の米鉱工業生産指数なども低調で、米景気の先行きを警戒した売りが先行した。

売り一巡後は米株式への買いが優勢となり、ダウ平均は上げ幅を一時215ドルまで広げた。経済指標の低迷を受け、債券市場では金融政策の影響を受けやすい米2年物国債の利回りが低下(価格が上昇)。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループが金利先物の動きから算出する米利上げの織り込み度合いも9月分が低下するなど早期の米利上げが困難との見方が次第に強まり、米株式の買い安心感につながった。

前日はダウ平均が約2カ月ぶりの安値を付けるなど相場は下げの勢いを強めていた。この日はニューヨーク原油先物相場が下げ止まったのもあって市場心理の悪化に歯止めが掛かり、米株式市場で目先の戻りを期待した買いを促した。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比75.915ポイント(1.5%)高の5249.686で終えた。アップルのほか、グーグルの持ち株会社アルファベットやアマゾン・ドット・コムといった主力のハイテク株が軒並み買われ、指数を押し上げた。

業種別S&P500種株価指数は全11業種が上昇した。「IT(情報技術)」の上昇率が最も大きく、「ヘルスケア」「電気通信サービス」などの上げも目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約8億4000万株(速報値)、ナスダック市場は約19億株(同)だった。

アップルが年初来高値を更新した。16日から販売を開始するスマートフォン「iPhone」の予約状況が想定よりも好調だとの見方から業績の先行きを期待した買いが入った。

増配を発表したタイヤのグッドイヤーや新薬の臨床試験が成功した製薬のアセラクス・ファーマシューティカルズが買われた。半導体のインテルや製薬のメルクなどダウ平均を構成する30銘柄が全て上昇した。

一方で、米銀のウェルズ・ファーゴが安い。不正な営業行為の発覚に伴い証券会社が相次いで目標株価を引き下げたのを嫌気した売りが続いた。

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