米国株、続落 ダウ75ドル安 ギリシャ問題懸念、オバマケア巡り医療保険などは高い

2015/6/26 5:57
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【NQNニューヨーク=大石祥代】25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落した。終値は前日比75ドル71セント(0.4%)安の1万7890ドル36セントだった。ユーロ圏財務相会合でギリシャの金融支援を巡る交渉は結論を持ち越した。同問題を巡る先行き不透明感からダウ平均は午後にかけて下げ幅を広げ、安値圏で取引を終えた。

午前は上げる場面が目立った。5月の米個人消費支出(PCE)は前月比0.9%増と、市場予想(0.7%程度の増加)を上回った。個人消費が次第に勢い取り戻していくとの期待から買いが入った。

米連邦最高裁判所は25日、医療保険制度改革法(オバマケア)での一部の政府補助金の支給は合法との判断を示した。違法判断であれば数百万人が保険を維持できなくなるとみられていたため、判断をきっかけにユナイテッドヘルス・グループなど医療保険株が上昇。HCAホールディングスは9%上げるなど病院関連の銘柄上昇も目立った。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比10.223ポイント(0.2%)安の5112.190で終えた。

業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち8業種が下落。「エネルギー」「資本財・サービス」などが下げた一方、「ヘルスケア」と「電気通信サービス」が上げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約7億7000万株(速報値)、ナスダック市場は約15億7000万株(同)だった。

四半期決算が減収だった書店チェーンのバーンズ・アンド・ノーブルが下落。ダウ平均銘柄では建設機械のキャタピラーやクレジットカードのアメリカン・エキスプレス、工業製品・事務用品のスリーエム(3M)の下げが目立った。

一方、製薬のイーライリリーが高い。英国での主力薬の特許裁判で勝訴したことが手掛かり。市場予想を上回る四半期決算を発表したアクセンチュアが上昇した。映画・娯楽のウォルト・ディズニーも上げた。

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