米国株、4日続落 ダウ163ドル安、商品価格安で素材関連に売り

2015/7/25付
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【NQNニューヨーク=川内資子】24日の米株式相場は4日続落した。ダウ工業株30種平均は前日比163ドル39セント(0.9%)安の1万7568ドル53セントで終え、9日以来およそ2週ぶりの安値を付けた。原油や金など商品先物相場が軟調に推移し、収益悪化への警戒が残る素材やエネルギー関連株に売りが出て、相場を押し下げた。

ニューヨーク金先物相場は23日夜の時間外取引で約5年5カ月ぶりの安値を付けた。24日はニューヨーク原油先物相場も約3カ月半ぶりの安値圏に下落するなど商品相場全般が軟調に推移。フリーポート・マクモランやシェブロンといった鉱業・石油株の業績に対する懸念が強まり、関連銘柄が軒並み売られた。

24日の取引開始前に四半期決算と併せて2015年通期の収益見通しの引き下げを発表したバイオ製薬のバイオジェンが20%を超えて急落。セルジーンなどバイオ関連銘柄全般に売りが及んだことも相場の重荷となった。

株安基調が続いたことで投資家心理は一段と悪化した。足元で株価が堅調に推移していた米銀大手のJPモルガン・チェースなど幅広い銘柄に利益確定を目的とした売りも広がり、相場は取引終了にかけて下げ幅を広げた。

ナスダック総合株価指数は同57.779ポイント(1.1%)安の5088.630で終えた。

業種別S&P500種株価指数では全10種のうち「公益事業」を除く9種が下落した。「ヘルスケア」や「素材」「エネルギー」の下げが大きかった。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約8億9000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約19億5000万株だった。

医療保険のシグナを買収すると発表した同業のアンセムは、財務負担が嫌気されて下落したほか、シグナも安い。業界再編期待から株価が上昇基調にあったユナイテッドヘルス・グループなど同業大手にも利益を確定する動きが広がった。ダウ平均の構成銘柄では、化学のデュポンや石油のシェブロン、ゼネラル・エレクトリック(GE)の下げが目立った。

一方で、前日夕に市場予想に反して黒字決算を発表したインターネット小売りのアマゾン・ドット・コムが急伸した。四半期決算が大幅な増収増益だったクレジットカードのビザも大幅高となった。日本の明治安田生命保険が買収すると発表した米同業中堅のスタンコープ・ファイナンシャル・グループも急上昇した。

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