2019年9月18日(水)

米国株、ダウ続伸し75ドル高 3週ぶり高値、業績不安や利上げ予想が後退

2015/7/15付
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【NQNニューヨーク=岩切清司】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。終値は前日比75ドル90セント(0.4%)高の1万8053ドル58セントだった。前週から4日間の上げ幅は538ドルに達し6月23日以来、3週ぶりの水準を回復した。米企業の業績への警戒感の後退に加え、低調な経済指標が利上げ時期の後ずれの思惑につながり相場を押し上げた。

米銀大手JPモルガン・チェースの4~6月期決算は減収だったものの利益は市場予想を上回った。医薬品・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も減収となったが市場予想ほど悪化しなかったうえ、通期の業績見通しを上方修正した。利益を確定する売りが出るなど株価の反応は様々だったが、ドル高など事業環境の悪化から投資家が決算に警戒感を強めていただけに、全般に安心感が広がった。

6月の米小売売上高は市場予想に反して前月比で減った。市場では「米連邦準備理事会(FRB)が9月に利上げするとの市場予想を後退させた」(ミラー・タバックのカリダキス氏)との声が聞かれた。米債券市場では長期金利が低下した。

9月の利上げを予想するロックウェル・グローバル・キャピタルのカーディロ氏は市場の動きに同意はしないとしつつも「この日の株高につながった」と指摘した。

イラン核問題を協議していたイランと欧米など6カ国は14日に解決に向けて最終合意した。地政学リスクの後退として米株式市場でも好感されたとの指摘があった。経済制裁の解除でイランの原油輸出の拡大が見込まれるが原油先物相場は織り込み済みなどとしてこの日は反発した。株式市場ではシェブロンなど石油株の買いにつながった。

ナスダック総合株価指数も4日続伸。同33.379ポイント(0.7%)高の5104.891となった。

業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「ヘルスケア」や「エネルギー」など9業種が上昇。「公益事業」が下げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約7億株(速報値)、ナスダック市場は約16億3000万株(同)だった。

米銀ウェルズ・ファーゴは四半期決算で利ざやが想定ほど悪化しなかったとして買われた。中国企業から買収の提案を受けた半導体のマイクロンが急伸した。医療保険のユナイテッドヘルス・グループやコカ・コーラもしっかり。

一方、インテルやIBM、ウォルマート・ストアーズが安い。

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