最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 21,988.29 +228.68
日経平均先物(円)
大取,19/12月 ※
21,800 +170

[PR]

米国・欧州株概況

米国株、ダウ急反落し623ドル安 米中摩擦の激化を警戒、アップルやナイキ安い

2019/8/24 5:32
保存
共有
印刷
その他

【NQNニューヨーク=古江敦子】23日の米株式相場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに大幅に反落し、前日比623ドル34セント(2.4%)安の2万5628ドル90セントで終えた。中国政府が対米報復関税を発表し、トランプ米大統領がツイッターへの投稿で対抗措置を講じる姿勢を示した。米中貿易摩擦の激化への警戒感から売りが膨らんだ。ダウ平均は取引終了間際に下げ幅を745ドルまで広げた。

売りが先行した。中国政府が米東部時間の朝方、米政府が9月1日から発動する予定の対中制裁関税「第4弾」への報復措置を発表した。原油や自動車、農産物など約750億ドル分の米国製品に5~10%の追加関税をかけ、9月と12月の2段階に分けて発動する。ゼネラル・モーターズ(GM)やテスラなど自動車株、エクソンモービルなど石油株が売り込まれた。

トランプ米大統領は午前11時頃にツイッターへの投稿で「午後に中国の関税への対応を講じる」と述べた。「中国は知的財産を年数千億ドル単位で盗み、それを続けようとしている」などとも述べたほか、米企業に中国から国内に生産拠点移すよう求めた。米中貿易摩擦への警戒感が一段と強まり、アップルやスポーツ用品のナイキ、半導体のインテルや建機のキャタピラーなど中国の収益比率が大きい銘柄が大幅に下落した。

取引終了にかけては下げ幅を急速に広げた。トランプ米大統領が予告した対中措置の発表を警戒し、週末を前に株式の買い持ちを手じまう動きが加速した。別名「恐怖指数」と呼ばれる変動性指数(VIX)が一時、投資家の不安心理高まった状態を示す水準である20を超えた。変動性を参照して自動的に資産配分を決めるリスクパリティ戦略を取るファンドなどの機械的な売りも巻き込んだとみられる。

相場は上昇に転じる場面があった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は23日午前、カンザスシティー連銀主催の国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演し、世界景気減速などの不確実性に言及したうえで「米景気拡大を維持するために適切に行動する」と改めて述べた。追加利下げを示唆したとの見方が相場を押し上げた。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比239.622ポイント(3.0%)安の7751.766で終了した。アマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、アルファベットなど主力ハイテク株が総じて下落した。半導体やバイオ製薬銘柄も大幅に下げた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム