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米国株、ダウ続伸で177ドル高 最高値に迫る、米中交渉の進展期待で

【NQNニューヨーク=滝口朋史】23日の米株式相場は続伸し、ダウ工業株30種平均は前日比177ドル29セント(0.7%)高の2万7349ドル19セントと15日に付けた過去最高値に10ドル弱まで迫った。米中の貿易交渉が進展するとの期待に加え、米主要企業が相次いで市場予想を上回る決算を発表したのも買いにつながった。

米ブルームバーグ通信が23日午後、「米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と政府高官が29日に訪中する」と報じた。6月の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)でトランプ米大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が貿易戦争の「休戦」で合意したが、閣僚による直接交渉の日程が伝わったのは初めとあって交渉進展への期待が広がった。

米主要企業の好決算も投資家心理を強気に傾けた。コカ・コーラは市場予想を上回る増収増益決算と通期予想の上方修正を発表し、株価は6%あまり上昇した。航空機・機械のユナイテッド・テクノロジーズとバイオ製薬のバイオジェンも、市場予想を上回る増収決算と通期見通しの引き上げが好感された。

米長期金利が上昇(債券価格は下落)し、利ざやの縮小懸念が後退したのを受けゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株が買われた。原油先物相場の上昇を好感し、エクソンモービルやシェブロンが買われたのも相場上昇を支えた。

トランプ大統領が22日、今後2年間の連邦政府の歳出と債務の大枠について与野党で合意したと発表した。歳出の急減や米国債のデフォルト(債務不履行)など、市場に混乱をもたらすリスクが回避されるとの観測も買い安心感を誘った。ダウ平均は一時、過去最高値を上回った。

相場は伸び悩む場面があった。国際通貨基金(IMF)が23日、2019年の世界経済の成長率予想を引き下げた。米中などの貿易摩擦の影響で、世界の貿易量を前回予測から大幅に下方修正した。世界景気の先行き不透明感が意識され、ダウ平均は一時32ドル高まで上げ幅を縮小した。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は47.266ポイント(0.6%)高の8251.403で終えた。中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への制裁を巡り、米商務省が個別に出す輸出許可について適切な時期に決断してほしいとの米企業トップの要請にトランプ大統領が22日夕に同意した。通信用半導体のザイリンクスなどが買われ、指数を押し上げた。

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