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米国・欧州株概況

米国株、ダウ続落286ドル安 米中協議や景気懸念で、ナスダック2カ月ぶり安値

2019/5/24 5:30
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【NQNニューヨーク=戸部実華】23日の米株式相場は大幅に続落した。ダウ工業株30種平均は、前日比286ドル14セント(1.1%)安の2万5490ドル47セントで終えた。米中の貿易協議が行き詰まるとの懸念が一段と強まったうえ、世界景気の減速に対する警戒感も高まり幅広い銘柄に売りが膨らんだ。

中国商務省の報道官が23日「米政府が誠意を持って間違った行為を訂正した場合にだけ、貿易協議を続けることができる」などと述べたと伝わった。市場では「米中交渉の行き詰まりで、協議の先行き不透明感が投資家心理を悪化させている」(ヒンズデール・アソシエイツのビル・リンチ氏)との声が聞かれた。

米政権が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への輸出禁止に動き、英半導体設計大手のアーム・ホールディングスなどが取引停止を決めたとも伝わった。米中の貿易摩擦がハイテク覇権を巡る冷戦に発展しかねないとの不安もリスク回避につながった。

世界景気の減速への懸念が強まったのも相場の重荷だった。IHSマークイットが23日発表した5月のドイツやユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値はともに市場予想を下回った。米国の同指数は50.6と市場予想を大幅に下回り、9年8カ月ぶりの低さとなった。投資家心理が悪化し、ダウ平均は448ドル安まで下げる場面があった。

米債券市場で相対的に安全な資産とされる米国債に買いが膨らんだ。長期金利の指標とされる10年物の米国債利回りは一時2.29%と2017年10月以来の水準に低下(価格は上昇)した。利ざや悪化への警戒感からJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が売られた。

米原油先物相場が大幅に下落し、7月物が期近物として約2カ月ぶりの安値を付けた。心理的な節目だった60ドルを明確に下回り、価格下落で業績が悪化するとの見方からエクソンモービルやシェブロンといった石油株への売りも目立った。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、122.559ポイント(1.6%)安の7628.284と3月12日以来の安値で終えた。アナリストが目標株価を引き下げたアップルが売られ、アマゾン・ドット・コムやフェイスブックも2%あまり下落するなど主力株が軒並み下げた。半導体関連株への売りも目立ち、エヌビディアやマイクロン・テクノロジーは3%前後下げた。

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