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米国・欧州株概況

米国株、ダウ小幅続伸 3ドル高、米中合意を好感も利益確定で上値重く

2019/12/14 6:25
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【NQNニューヨーク=横内理恵】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日続伸し、前日比3ドル33セント高の2万8135ドル38セントで終えた。米中が貿易交渉で「第1段階」の合意に達し、米政府が15日に予定していたスマートフォンなどへの対中制裁関税の発動を見送ったことが好感された。もっとも、合意期待が強まった12日に大幅に上昇していたうえ、これから始まる「第2段階」の交渉への不透明感も残り、上値は重かった。

ダウ平均は午前中に150ドルあまり上げて一時は過去最高値を上回ったものの、その後100ドル超まで下げ幅を広げるなど乱高下する場面があった。午前10時過ぎに中国政府が米国と第1段階の合意に達したと正式に発表すると、好感した買いが入った。

その後、トランプ米大統領がツイッターに「極めて大きな合意が実現した」と投稿し、米国が15日に予定していた中国製品1600億ドルへの追加関税の発動を見送る方針を発表した。9月に発動したスマートウオッチなど1200億ドル分への関税も税率を15%から半減する。ただ、2500億ドル相当への25%の制裁関税は据え置いたため、想定よりも関税引き下げ規模が小さかったとの見方があった。

トランプ氏はツイッターに「2020年の米大統領選を待たずに、第2段階の合意へ向けた交渉を即座に始める」とも投稿した。今後の協議で米中関係が再び緊張しかねないとの懸念が売りを誘う場面があった。週末で利益確定目的の売りも出た。

12日投開票の英総選挙で与党・保守党が過半数の議席を獲得し、英の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感が和らいだことも投資家心理を支えた。ただ、保守党勝利は大方の予想通りだったため、材料出尽くし感からの売りを促したとの指摘もあった。

「iPhone(アイフォーン)」への追加関税が見送られたのを受け、スマートフォンのアップルに買いが向かった。一方、航空機のボーイングの下げはダウ平均の重荷となった。オーストラリアのカンタス航空がボーイングの次世代大型機「777X」の代わりに競合のエアバス機の購入を決めたと報じられ、売りにつながったとの見方があった

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、同17.561ポイント(0.2%)高の8734.879と過去最高値で終えた。アップルに加え、マイクロソフトなども買われた。

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