米国株、小幅続伸しダウ24ドル高 ギリシャ支援の進展期待が支え

2015/6/24付
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【NQNニューヨーク=神能淳志】23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸した。終値は前日比24ドル29セント(0.1%)高の1万8144ドル07セントだった。ギリシャの金融支援を巡る協議が進展するとの期待を背景に欧州株が上昇。投資家心理が上向き、米株式の買いにつながった。

朝方から米株式相場には買いが先行した。近く債務問題が解決に向けて前進するとの思惑から、ギリシャの株価指数が6%超上昇した。ドイツやフランスなど欧州主要国の株式相場も軒並み上げ、米株式の買いを誘った。

もっとも、ダウ平均は下げに転じる場面もあった。ギリシャ支援を巡る協議の決着は週後半にもつれ込む見通しで、結果を見極めたいとして米株式を積極的に買う動きは限られた。前日に大きく上げた反動から目先の利益確定を目的とした売りも出た。

23日発表された5月の米耐久財受注額は市場予想よりも悪化した。5月の米新築住宅販売件数は市場の予測を超えて増えたが、ともに相場の反応は限られた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も小幅に続伸。前日比6.123ポイント(0.1%)高の5160.095で終え、連日で過去最高を更新した。交流サイト(SNS)のフェイスブックが上場来高値を更新したほか、アマゾン・ドット・コムも大きく上げて相場をけん引した。

業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち5業種が上昇した。「電気通信サービス」や「一般消費財・サービス」などが上げた。一方で「公益事業」や「生活必需品」などが下げた。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億9000万株(速報値)、ナスダック市場は約15億8000万株(同)だった。

ダウ平均の採用銘柄では医療保険のユナイテッドヘルス・グループのほか、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなどが高い。保有する不動産の分離や増収増益だった四半期決算を発表した外食のダーデン・レストランツも買いが優勢だった。投資ファンドから落下防止器具を手掛けるキャピタル・セーフティーを買収すると発表した工業製品・事務用品大手のスリーエム(3M)も上げた。

一方で、カナダの通信機器大手ブラックベリーが安い。発表した四半期決算で売上高などが市場予想を下回ったことが嫌気された。証券会社が投資判断を引き下げたハードディスク駆動装置(HDD)のウエスタン・デジタルも売りが優勢だったほか、化学のデュポンや航空機・機械のボーイングなども下げた。

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