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米国株、ダウ8日ぶり反落し49ドル安 中国の貿易停滞が重荷に

【NQNニューヨーク=神能淳志】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は8営業日ぶりに反落した。終値は前日比49ドル97セント(0.3%)安の1万7081ドル89セントだった。中国を発端にした世界的な景気減速への懸念が米株式相場の重荷となった。もっとも、米主要企業による四半期決算の内容を見極めたいとして下値も限られた。

中国で13日発表された9月の貿易統計は輸入額が前年同月比で2割減少した。市場予想を大きく下回ったほか、輸出額もマイナスが続くなど貿易が停滞していることが世界景気の先行きへの警戒をあおった。アジアや欧州の株価指数が総じて下げたことも投資家心理を冷やし、米株式の売りを誘った。

ただ、ダウ平均は上げに転じる場面もあった。四半期決算の発表が本格化し、市場の様子見ムードは強い。週内に四半期決算を発表する医療保険のユナイテッドヘルス・グループのほか、ゴールドマン・サックスなど金融株の一角に持ち高調整とみられる買いが入り、ダウ平均を押し上げた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落し、前日比42.034ポイント(0.9%)安の4796.609で終えた。

業種別S&P500種株価指数は全10業種が下落した。「ヘルスケア」の下落率が最も大きかったほか「資本財・サービス」や「エネルギー」が次いだ。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約8億6000万株(速報値)、ナスダック市場は約14億9000万株(同)だった。

個別銘柄では医薬品・日用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソンが安い。取引開始前に発表した四半期決算が減収減益だったほか、売上高が市場予想を下回ったことを嫌気した売りが優勢だった。証券会社が投資判断を引き下げたユナイテッド・テクノロジーズが下げたほか、ダウ構成銘柄では商業ローン事業などの売却を発表したゼネラル・エレクトリックや製薬のメルクなども下げた。

一方で、ツイッターが高い。人員削減を含むリストラ策を発表し、7~9月期の売上高などが会社予想の上限を超えるとの見通しを示したことで、悪材料が出尽くしたとみた買いが入った。同業の買収で基本合意したビールの世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)の米預託証券ADR)が上げたほか、業界再編の思惑から米同業のモルソン・クアーズ・ブリューイング・カンパニーも1割近く上昇した。

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