米国株、ダウ10ドル高 ウクライナ停戦の期待、アップルは大幅安 

2014/9/4付
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【NQNニューヨーク=横内理恵】3日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が小反発し、前日比10ドル72セント(0.1%)高の1万7078ドル28セントで取引を終えた。戦闘が続くウクライナ東部を巡り、同国とロシアの停戦合意が実現するとの期待などが買いを促した。

ウクライナのポロシェンコ大統領とロシアのプーチン大統領が停戦の進め方で合意したと伝わった。ウクライナ情勢が緊張緩和に向かうとの期待感からダウ平均の上げ幅は80ドルを超え、過去最高値を上回る場面があった。

7月の米製造業受注や8月の米新車販売台数が増加したのに加え、米地区連銀経済報告(ベージュブック)も景気拡大が続いていることを示した。米ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の改善が続いていることを好感した買いも入った。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、同25.623ポイント(0.6%)安の4572.565で終えた。アナリストが株価の先行きに慎重な見方を示したことなどから、時価総額の大きいアップルが4%あまり下げたことが重荷となった。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は小幅に続落した。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億2000万株(速報)。ナスダック市場は約18億4000万株(同)。

業種別S&P500種株価指数(全10業種)では、「公益事業」や「ヘルスケア」など6業種が上昇、「情報技術(IT)」など4業種が下げた。

社名を変更し、たばこ販売を前倒しで停止すると発表したドラッグストアチェーンのCVSケアマークが上昇。ダウ平均では製薬のメルクなどが上げた。

サイバー攻撃による顧客情報流出があったかどうかを調査していると発表したホームセンターのホーム・デポが下げ、ダウ平均の採用銘柄で下落率が最大となった。8月の米国での新車販売台数は市場予想を上回ったものの、ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターがともに下げた。決算は大幅増益だったものの、新規受注戸数が減った高級住宅のトール・ブラザーズも安い。

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