米国株続落、ダウ223ドル安で半年ぶり安値 3日間の下げ幅600ドル超に

2014/10/14付
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【NQNニューヨーク=神能淳志】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落した。終値は前週末比223ドル03セント(1.3%)安の1万6321ドル07セントと4月15日以来およそ半年ぶりの安値を付けた。世界的な景気の減速懸念から、米株式には売りが続いた。多くの機関投資家が運用の参考指標とするS&P500種株価指数が節目を割り込んだこともあって、ダウ平均は大引けにかけて下げを加速。3日間の下げ幅は673ドルに達した。

朝方のダウ平均は前週末の終値を挟んでもみ合う展開だった。前週末までの下げが急速だったことから、米株式には目先の反発を見込んだ買いが入り、相場を支えた。13日はコロンバス・デーの祝日に伴い外国為替・債券市場が休場で、市場参加者が少なかったことも積極的な売買を控えさせた。

一方、取引時間の終了にかけて次第に米株式には売りが増えた。S&P500種株価指数が取引時間中に節目とみられた1900を下回ったことを受け、幅広い銘柄に対して売りが膨らんだ。同指数は31.39ポイント(1.6%)安の1874.74と5月20日以来の安値で終えた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日続落。前週末比62.582ポイント(1.5%)安の4213.656と、5月23日以来およそ5カ月ぶりの安値で終えた。

業種別S&P500種株価指数は全10業種が下落した。商品市場で原油安の勢いが強まっていることから「エネルギー」の下落率が最大だった。「素材」や「ヘルスケア」が続いた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は9億株(速報値)、ナスダック市場は約24億株(同)だった。

ダウ平均の採用銘柄では製薬のメルクや映画・娯楽のウォルト・ディズニーが下落した。仏イリアッドが買収提案を取り下げたことを受け、携帯電話のTモバイルUSが続落。電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズが9日の新型モデル発表以降、売りが優勢となっている。

一方で、鉄道のCSXが急反発。カナダの鉄道会社から買収提案があったと伝わったことで買いが膨らんだ。ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は8.92ドルで引けた。

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