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米国・欧州株概況

米国株、ダウ続落し8ドル安 米中対立は重荷も下値堅く

2020/5/23 5:38
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【NQNニューヨーク=戸部実華】22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続落した。前日比8ドル96セント安の2万4465ドル16セントで終えた。中国が香港の統制強化に動いており、米中関係の溝が深まるとの警戒感から売りが出た。ただ、新型コロナウイルスのワクチン開発が進み、米経済活動の正常化を後押しするとの期待が相場を支え、引け間際には小幅高に転じる場面もあった。

22日に開幕した中国の国会に当たる全国人民代表大会で、李克強(リー・クォーチャン)首相がデモを抑え込むために統制を強める香港国家安全法を制定する方針を示した。21日に米上院は香港の人権問題に関連して中国共産党幹部に制裁を科す法案の検討に入ったと伝わったほか、トランプ米大統領も法案が実現すれば「極めて強硬に対処する」と述べていた。

米中関係の悪化懸念が強まり、建機のキャタピラーや航空機のボーイング、スポーツ用品のナイキなど中国売上高が大きい銘柄が下げた。相対的に安全資産とされる米国債は買われて米長期金利が低下し、利ざや悪化懸念から銀行株も総じて売りが優勢だった。

午後には下げ渋り、ダウ平均は引け間際に小幅に上げる場面もあった。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は22日、米メディアで「12月か来年1月にかけてワクチン接種の展開を始められるかもしれない」との見通しを示した。米国では全50州で何らかの行動規制が緩和され、経済活動が段階的に再開しつつあり、景気回復期待が相場を支えた。

医療保険のユナイテッドヘルス・グループやスマートフォンのアップルが上昇し、ダウ平均を下支えした。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比39.71ポイント(0.4%)高の9324.59で終えた。21日夕に好決算を発表し、アナリストによる目標株価引き上げが相次いだ半導体のエヌビディアが上場来高値を更新した。SNS(交流サイト)のフェイスブックは7日続伸した。

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