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米国・欧州株概況

米国株、ダウ続伸で49ドル高 ボーイング株がけん引、小売株の上昇も支え

2019/8/23 5:30
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【NQNニューヨーク=戸部実華】22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。前日比49ドル51セント(0.2%)高の2万6252ドル24セントで終えた。運航を停止している新型機の運航再開などを巡る材料が相次いだ航空機のボーイング株が買われ、ダウ平均を押し上げた。小売業の市場予想を上回る四半期決算の発表が続いたのも投資家心理を改善させた。

2度の墜落事故を受けて運航停止しているボーイングの新型機「737MAX」を巡り、アナリストが「運航再開に向けた計画は順調そうだ」との見方を示した。ロイター通信は来年に737型機の生産ペースを段階的に増やすとの計画を伝えた。運航再開や生産が軌道に戻るとの期待が広がり、ボーイング株は前日比で4%あまり上昇し、1銘柄でダウ平均を98ドル近く押し上げた。

小売株で市場予想を上回る決算が相次いだのも相場を支えた。四半期決算で1株利益が市場予想を上回った百貨店のノードストロームや会員制卸売りのBJホールセールが上昇。通期の利益見通しを引き上げたスポーツ用品販売のディックス・スポーティング・グッズも買われた。堅調な個人消費が米景気を支えるとの見方を誘った。

米債券市場では長期金利が上昇(債券価格は下落)し、米10年物国債利回りは一時1.62%と0.03%上昇した。金利低下に一服感が広がり、利ざや悪化懸念がひとまず後退したJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスといった銀行株も買われた。

ダウ平均は下げに転じる場面があった。22日から各国の中央銀行関係者などが集うジャクソンホール会議を主催するカンザスシティー連銀のジョージ総裁が米CNBCのインタビューで7月の利下げは「必要ではなかった」との見解を示した。フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は政策金利について「しばらくは現水準にとどまり状況を見極めるべきだ」と述べた。追加利下げへの期待が後退し、投資家心理が悪化した。

IHSマークイットが22日発表した8月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.9と、好不況の境目とされる50をほぼ10年ぶりに下回った。米債券市場では10年債利回りが2年債利回りを下回る場面があった。米景気の先行き不透明感が意識され、相場の重荷になった。

ジャクソンホール会議で23日に予定されるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を見極めたい雰囲気も強く、積極的な買いが手控えられた面もあった。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比28.820ポイント(0.4%)安の7991.388で終えた。アマゾン・ドット・コムやフェイスブック、マイクロソフトなどの主力株が下落した。

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