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米国・欧州株概況

米国株、ダウ3日ぶり反落31ドル安 個別物色が中心、利益確定売りも

2017/10/13 5:33
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【NQNニューヨーク=戸部実華】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落した。前日比31ドル88セント(0.1%)安の2万2841ドル01セントで終えた。相場全体を動かす材料に乏しく、決算発表など個別に出た材料を手掛かりとした銘柄の売買が中心だった。前日に主要3指数が過去最高値を更新したため、目先の利益を確定する目的の売りが出やすかった面もあった。

 12日は金融のJPモルガン・チェースやシティグループが2017年7~9月期決算を発表した。いずれも市場予想を上回る増収増益だったが、6日にそろって52週(過去1年)高値を付けるなど高値圏にあったため、材料出尽くし感から売りが出た。米長期金利の低下で利ざや改善への期待がやや後退したこともあって、ゴールドマン・サックスも売られ指数を下押しした。

 アナリストが投資判断と目標株価を引き下げた映画・娯楽のウォルト・ディズニーが売られ、ダウ平均の構成銘柄で下落率が最大となった。1銘柄でダウ平均を11ドルあまり押し下げた。

 もっとも、ダウ平均は上げる場面があった。米主要企業の決算発表シーズンは始まったばかりで、業績改善への期待は根強く持ち高を売りに傾ける動きは限られた。

 朝方発表の9月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.4%上昇と市場予想に一致した。週間の新規失業保険申請件数は前週比で市場予想以上に減少した。ただ、ハリケーンによる一時的な要因もあるとして相場の反応は限られた。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落した。前日比12.038ポイント(0.2%)安の6591.510で終えた。主力のアップルが下げたほか、半導体大手のマイクロン・テクノロジーなどが売られた。

 業種別S&P500種株価指数(全11業種)では「電気通信サービス」「金融」「一般消費財・サービス」など5業種が下落した。一方「不動産」「資本財・サービス」「公益事業」などは上昇した。

 前日夕に2017年12月期通期の業績見通しを据え置くと発表した通信のAT&Tが安かった。市場予想を上回る四半期決算を発表したものの、材料出尽くし感から宅配ピザ・サービスのドミノ・ピザも売られた。

 ダウ平均の構成銘柄では、ディズニーや金融株のほか、医療保険のユナイテッドヘルス・グループ、通信のベライゾン・コミュニケーションズ、IT(情報技術)機器のシスコシステムズなどが安かった。

 一方、年末商戦に向けて12万人以上を雇用すると発表したアマゾン・ドット・コムは買われた。

 ダウ平均の構成銘柄では、建機のキャタピラー、マイクロソフト、航空機・機械のユナイテッド・テクノロジーズなどが上げた。

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