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米国株、ダウ続落し380ドル安 米中対立と長期金利低下を警戒

【NQNニューヨーク=岩本貴子】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前週末比380ドル07セント(1.4%)安の2万5907ドル37セントで終えた。米中対立が長期化し、世界経済の減速につながる懸念から投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めた。米長期金利の指標となる10年債利回りが大きく低下し、2年債利回りとの逆転が迫ったことも市場心理を冷やした。

中国人民銀行(中央銀行)は12日、人民元取引の対ドル基準値を8営業日続けて元安に設定した。中国当局が元安を容認し、米国の反発を招きかねないと受け止められた。米中対立が長期化するとの見方から、中国関連とされる建機のキャタピラーや化学のダウなどが売られた。

米債券市場ではリスク回避の債券買いで米10年物国債利回りが大きく低下し、2年債との利回り差が一時0.05%まで縮小した。利回り逆転は景気後退の前触れとされるだけに投資家心理の悪化につながった。金利低下で利ざやが悪化のするとの見方から金融株が売られたことも相場の重荷だった。

香港の航空当局は12日、「逃亡犯条例」の改正案を巡る大規模抗議活動による混乱を理由に香港国際空港を発着する全便の欠航を決めた。アジアの金融の中心地である香港情勢の悪化で、世界の企業活動に影響がでるとの懸念も株式の売りにつながった。ダウ平均の下げ幅は一時462ドルまで広がった。

投資家心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)は一時前週末から約2割上昇し、21台に乗せた。20を超えると不安心理が高まった状態とされ、変動率の高まりが株式の売りを促した側面もある。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前週末比95.729ポイント(1.2%)安の7863.411で終えた。

(※)算出元からの訂正発表に伴い、ダウ工業株30種平均の終値を事後修正しました。

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