米国株、ダウ続伸し227ドル高 2万7000ドル超え、早期利下げ期待で - 日本経済新聞
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米国株、ダウ続伸し227ドル高 2万7000ドル超え、早期利下げ期待で

【NQNニューヨーク=横内理恵】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均が続伸し、前日比227ドル88セント(0.8%)高の2万7088ドル08セントで終えた。5営業日ぶりに過去最高値を更新し、初めて2万7000ドルの大台に乗せた。10~11日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受けて7月の利下げ観測が強まり、買い安心感につながった。

パウエル議長が10日の下院での議会証言で早期の利下げを示唆し、11日の上院での議会証言でも「金融政策は我々が考えていたほど緩和的ではなかった」と利下げに前向きな姿勢を示した。緩和期待から投資家心理が上向き、幅広い銘柄に買いが入った。

医療保険のユナイテッドヘルス・グループが5%超上げ、1銘柄でダウ平均を90ドルあまり押し上げた。トランプ米政権が薬価設定に関する政策方針を撤回したことが明らかになり、当面は米医療保険や医薬品業界の仕組みに大きな変更がないとの見方が広がった。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は3日続伸し、前日比6.84ポイント(0.2%)高の2999.91と過去最高値を更新した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同6.488ポイント(0.1%)安の8196.043で終えた。朝方発表の6月の米消費者物価指数(CPI)やエネルギー・食品を除くコア指数が市場予想を上回る伸びとなった。米長期金利が大幅に上昇したこともあって、アップルやアマゾン・ドット・コムなど主力株の一角が売られた。

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