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米国株、3日続落しダウ420ドル安 米中貿易摩擦を警戒 ボーイングに売り

【NQNニューヨーク=古江敦子】1日の米株式相場は大幅に3日続落した。ダウ工業株30種平均は前日比420ドル22セント(1.7%)安の2万4608ドル98セントと2月12日以来の安値で終えた。トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課す方針を表明。中国などとの貿易戦争が激化し、米企業業績に悪影響が及ぶとみた売りがかさんだ。

トランプ大統領は1日、鉄鋼メーカー首脳らと会談し、鉄鋼とアルミの輸入増が安全保障上の脅威になっているとして、来週にも追加関税を課す輸入制限を発動する方針を表明した。鉄鋼輸出国である中国をはじめ新興国が対抗措置を採るなどの貿易戦争に発展すると懸念された。

ダウ平均の構成銘柄では中国など新興国での売上比率が大きい航空機のボーイングや建機のキャタピラー、航空機・機械ユナイテッド・テクノロジーズの下げが大きかった。3銘柄でダウ平均を147ドル押し下げた。ダウ平均の下げ幅は一時586ドルに達した。

米株の変動性指数(VIX)は22台と2月13日以来の高値で終えた。投資家の不安心理を示す20を超えたのは6営業日ぶり。

午前は買い優勢で推移した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)が米上院で証言に臨み、米景気が過熱する見通しは否定して「緩やかな利上げを進める」と強調。2月27日の下院での証言に比べ利上げに前向きなタカ派姿勢が薄れたと受け止められた。米長期金利の低下もあり、株に買い安心感が広がった。

ハイテク比率高いナスダック総合株価指数は前日比92.448ポイント(1.3%)安の7180.561で終えた。アップルやアルファベット(グーグル)など時価総額の大きい銘柄が軒並み下落し、指数を押し下げた。

業種別S&P500種株価指数は全11業種が下落し、「資本財・サービス」「金融」「ヘルスケア」の下げが目立った。

2月の新車販売台数が前年同月比で減った自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターが下落した。朝方発表の2017年11月~18年1月期決算で既存店売上高が物足りないと受け止められた百貨店のコールズが下落。前日夕に発表した利益見通しが市場予想を下回った女性向け衣料のエル・ブランズも下げた。

ダウ平均の構成銘柄では半導体のインテルや製薬のファイザー、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスの下げも目立った。

一方、輸入関税の追加が好感されUSスチールやAKスチールなど鉄鋼株は大幅高となった。朝方発表の四半期決算が市場予想を上回る増収となった家電量販店のベストバイが上昇した。前日夕に発表した強気な業績見通しが好感された顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムが高い。

ダウ平均の構成銘柄では通信のベライゾン・コミュニケーションズと石油のシェブロンが上昇した。

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