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米国・欧州株概況

米国株、ダウ反発し98ドル高 トランプ氏会見で乱高下、ナスダックは最高値更新

2017/1/12 6:29
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【NQNニューヨーク=神能淳志】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比98ドル75セント(0.5%)高の1万9954ドル28セントだった。トランプ次期米大統領の記者会見を受けて乱高下した場面があった。だが原油高に加え、米景気や企業業績の改善期待が根強く、次第に買いが優勢となった。

 トランプ次期大統領は11日、当選後で初めての記者会見を開いた。薬価高騰を巡って製薬会社への批判を繰り広げたため、バイオ医薬株で構成されるナスダック・バイオテクノロジー株指数が3%近く下げた。

 ダウ平均を構成する30銘柄では製薬のファイザーや医療品・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)に売りが加速。会見開始直後に上げ幅を117ドルまで広げていたダウ平均は下げに転じる場面があった。

 もっとも、売りが一巡した後は買い戻しが広がった。トランプ氏の会見はロシアとの関係を問う質問が大半を占めた。巨額減税やインフラ投資を巡る具体的な言及はなく、相場を大きく方向付ける材料に欠いた。

 ニューヨーク原油先物相場が1バレル52ドル台を回復し、シェブロンやエクソンモービルといったエネルギー株が買われたことも相場を支えた。米景気の回復が続くなか、今週末から発表が本格化する米主要企業の2016年10~12月期決算への期待もあって相場の下値を探る動きは限られた。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は7日続伸。前日比11.831ポイント(0.2%)高の5563.650で終え、5日連続で過去最高値を更新した。バイオ製薬株に売りがかさみ下げに転じる場面があったが、フェイスブックやグーグルの持ち株会社アルファベットなど主力のネット関連株に買いが続き、指数を押し上げた。

 業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち8業種が上昇した。「エネルギー」や「公益事業」「素材」の上げが目立った。一方「ヘルスケア」「電気通信サービス」などが下げた。

 製薬のメルクが高い。トランプ氏の製薬会社批判が株価の重荷となったものの、同社のがん免疫治療薬を抗がん剤と併用する治療法を巡って米食品医薬品局(FDA)が審査を始めると発表したのを好感した買いが優勢だった。

 16年12月の輸送実績が前年同月から伸びた航空のユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスが上昇。有料会員向けのクレジットカードを発行すると発表したアマゾン・ドット・コムも売り先行後に上げに転じた。IBMやゴールドマン・サックスも買われた。

 一方で、食品スーパーのスーパーバリューが安い。発表した16年9~11月期決算が最終赤字となったうえ、売上高などが市場予想を下回ったことを嫌気した売りが膨らんだ。ダウ平均ではスポーツ用品のナイキやIT(情報技術)機器のシスコシステムズが下げた。

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