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米国株、ダウ反発し115ドル高 原油高など好感、一時1万6000ドル回復

【NQNニューヨーク=内山佑輔】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比115ドル94セント(0.7%)高の1万5882ドル68セントで終えた。欧州の追加の金融緩和に対する期待から欧州株が上昇した流れを引き継いだ。原油相場の大幅上昇も投資家が運用リスクをとる動きを強めた。

欧州中央銀行(ECB)は21日の定例理事会で、市場の想定通り金融政策の現状維持を決めた。一方でドラギ総裁は記者会見で欧州経済に関し、下振れリスクの拡大を指摘。次回会合での金融政策の見直しの可能性に言及したため、追加緩和への期待が高まった。

ニューヨーク原油先物相場の大幅上昇も投資家心理の改善につながった。米指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、この日から期近となった3月物が一時1バレル30ドル台を回復すると、ダウ平均は271ドルまで上げ幅を拡大する場面があった。

しかしダウ平均が1万6000ドル台を回復すると、戻り待ちの売りに押された。中国など世界景気に対する懸念や原油相場の先安観は根強く、上値は限定的だった。

取引開始前に発表された経済指標は、1月のフィラデルフィア連銀の米製造業景況指数が前月からマイナス幅を縮小した。半面、週間の米新規失業保険申請件数は市場予想に反して前週から増加した。まちまちの内容で相場への影響は限られた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに小反発し、前日比0.370ポイント(0.0%)高の4472.056で終えた。

業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち7業種が上げた。「エネルギー」「電気通信サービス」「一般消費財・サービス」などが上昇。一方で「ヘルスケア」「金融」は下げた。「公益事業」は横ばいだった。 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約12億1000万株(速報値)、ナスダック市場は約23億7000万株(同)だった。

個別では航空のアラスカ・エア・グループが大幅高となった。2015年10~12月期の1株利益が市場予想を上回り、好感した買いが膨らんだ。通信大手のベライゾン・コミュニケーションズも好決算で高い。

IBMも買われた。動画配信の「Ustream(ユーストリーム)」を買収したと発表し、事業拡大期待が高まった。

石油大手のシェブロンやホームセンターのホーム・デポにも買いが優勢だった。

一方でアップルは売られた。クレディ・スイスが主力のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売見通しを引き下げ、業績の先行き不安が広がった。金融大手のゴールドマン・サックスや医療保険大手のユナイテッドヘルス・グループも売られた。

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