米国株、続伸 ダウ138ドル高 ギリシャ交渉再開に期待感、指標改善も  

2015/7/2付
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【NQNニューヨーク=横内理恵】1日の米株式相場は続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比138ドル40セント(0.8%)高の1万7757ドル91セントとなった。ギリシャの金融支援を巡って同国と欧州連合(EU)がともに交渉再開に含みを持たせていることで、事態の進展に対する期待感につながった。

ギリシャが、EU側が求めている緊縮策をおおむね受け入れる方針と伝わると欧州株が大幅上昇した。米株にも買いが膨らんだ。ダウ平均は一時180ドルあまり上昇した。

しかし、EUはギリシャ政府が5日に実施する緊縮案の受け入れ是非を問う国民投票の結果を見極めるまでは支援を巡る交渉は再開しない方向などと報じられた。協議の再開時期まで時間がかかるとの見方が広がり、相場は午後にかけて伸び悩んだ。

民間雇用サービス会社ADPが発表した6月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門除く)が予想以上に増加。2日に米政府が発表する雇用統計が良好雇用情勢を示すとの思惑が強まったことも買いを誘った。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同26.256ポイント(0.5%)高の5013.123で終えた。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約8億5000万株(速報)。ナスダック市場は約17億6000万株(同)。業種別S&P500種株価指数(全10業種)では「金融」や「生活必需品」など9業種が上昇し、「エネルギー」が下落した。

損害保険のACE(エース)が同業のチャブコーポレーションを買収すると発表した。エース株が上昇し、チャブ株も急伸した。加えて統合・再編が進めば収益環境が好転するとの期待などから、トラベラーズといった損害保険株全般に買いが波及した。

四半期決算で1株利益が市場予想を上回った食品のゼネラル・ミルズも上げて終えた。

6月の新車販売台数が前年同月比で減った自動車のゼネラル・モーターズ(GM)が下落。販売台数が増えたフォード・モーターも下げた。

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