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米国株、ダウ1861ドル安 下げ幅4番目の大きさ 新型コロナ感染「第2波」を警戒

【NQNニューヨーク=戸部実華】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に3日続落し、前日比1861ドル82セント(6.9%)安の2万5128ドル17セントで終えた。下げ幅は過去4番目の大きさだった。米国の新型コロナウイルスの感染「第2波」が現実味を帯び、市場では経済活動の早期正常化への期待が後退した。相場は3月後半以降、急速に上昇してきたため、景気敏感株を中心に幅広く売りが出た。

南部テキサス州など早い段階で経済再開に踏み切った州を中心に6月に入って新型コロナの感染が再拡大している。ジョンズ・ホプキンス大学によると、11日夕時点で米国の感染者数の合計は201万人を超えた。米連邦準備理事会(FRB)は10日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で雇用の回復ペースが鈍くなる可能性を指摘したのも相場の重荷となった。

旅行需要の回復を見込んで3月の安値からの戻りが目立っていたユナイテッド航空ホールディングスなど、空運株が軒並み急落した。連動して航空機のボーイングも売られ、16%安となった。長期金利の低下を受け利ざや悪化懸念が強まったゴールドマン・サックスが9%安、シティグループは13%安など、金融株も軒並み大幅安だった。

米原油先物相場が大幅に下落し、エクソンモービルやシェブロンといった石油株にも売りが広がった。業績が景気の影響を受けやすい建機のキャタピラーや化学のダウなどの下げも目立った。ダウ平均を構成する30銘柄すべてが下落した。

投資家心理を測る指標とされ「恐怖指数」と呼ばれる米株の変動性指数(VIX)は前日比5割近く高い、40台まで上昇した。20を超えると不安心理が高まった状態とされる。

ナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに大幅に反落し、前日比527.62ポイント(5.3%)安の9492.73で終えた。SNS(交流サイト)のフェイスブックやソフトウエアのマイクロソフト、スマートフォンのアップルが5%前後下げるなど、主力ハイテク株に利益確定売りが広がった。半導体関連株やバイオ製薬など幅広い銘柄が下げた。

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