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米国・欧州株概況

米国株、ダウ反発し91ドル高 景気回復期待で金融株に買い 抗議デモ拡大は重荷

2020/6/2 5:25
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【NQNニューヨーク=戸部実華】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発した。前週末比91ドル91セント(0.4%)高の2万5475ドル02セントで終えた。米経済活動の正常化への期待から、金融株など景気敏感株が買われた。ただ、白人警官による黒人暴行死への抗議デモが全米で広がっており、経済再開に水を差すとの見方は相場の重荷となった。

全米各州が経済活動を段階的に再開し、米景気の回復期待が根強い。米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した5月の製造業景況感指数は4月から改善した。市場では「ISM指数は今後数カ月でより強く持ち直す」(パンテオン・マクロエコノミクス)との見方もあった。

シティグループが3%高となるなど、業績が景気の影響を受けやすい金融株が軒並み上昇した。クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(アメックス)や石油のエクソンモービルなどへの買いも目立った。旅客需要の回復期待でユナイテッド航空ホールディングスなど空運株も大幅高となり、航空機のボーイングは4%近く上昇した。

朝方は売りが先行した。黒人死亡事件への抗議デモが全米140都市以上に拡大しており、首都ワシントンやサンフランシスコなど40を超える都市で夜間外出禁止令が出された。小売りのウォルマートやターゲットなどは店舗の一時閉鎖や営業時間の短縮を迫られた。抗議デモが長期化すれば米景気の足を引っ張りかねないと警戒された。

米中関係の悪化懸念も相場の重荷となった。米メディアは1日、中国政府が国営企業に対して大豆や豚肉など米国産農産品の輸入を一時停止するように命じたと伝えた。米政権が関税など香港への優遇措置を取り消す考えを示したことに対する対抗措置という。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比62.18ポイント(0.7%)高の9552.05と、2月下旬以来約3カ月ぶりの高値で終えた。アナリストが目標株価を引き上げた通販のアマゾン・ドット・コムが上昇。SNS(交流サイト)のフェイスブックやスマートフォンのアップルも高い。

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