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米国・欧州株概況

米国株、ダウ大幅反落し1464ドル安 米経済対策に不透明感 「弱気相場」入り

2020/3/12 5:25
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【NQNニューヨーク=戸部実華】11日の米株式相場は大幅に反落した。ダウ工業株30種平均は前日比1464ドル94セント(5.9%)安の2万3553ドル22セントで終えた。2月12日に付けた最高値からの下落率は20%を超え「弱気相場入り」した。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、米政権の経済対策の実現性への不透明感が嫌気された。前日に政策期待で急反発しただけに反動の売りが出た。

ダウ平均は2月12日に付けた過去最高値(2万9551ドル42セント)からの下落率が20.3%となり「弱気相場」の目安となる20%を超えた。2009年3月9日に付けた底値から反転して、その後は一度も弱気相場に陥っていなかった。

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、新型コロナについて「パンデミック(世界的な大流行)に相当する」と表明した。感染は約120カ国・地域に広がり、感染者数は12万人を超えた。米国の感染者数も1000人を超え、旅行や出張を自粛する動きが広がっている。年前半の米景気の落ち込みが避けられないとの見方が強まった。

米政権は10日夕に給与税の免除などを含む経済対策案を発表したが、トランプ米大統領は発表に出席しなかった。給与税は社会保障の大きな財源で、米議会で審議が難航する可能性が高いとの見方が多い。減税以外は具体的な中身に乏しいとの批判もあり、市場では「米国の経済対策が遅れる」(SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏)との声が聞かれた。

航空機のボーイングが18%安となり、1銘柄でダウ平均を284ドルほど押し下げた。11日に発表した2月の商用機の営業実績は新規受注からキャンセルを差し引いた純受注がマイナスとなった。新型コロナの感染拡大で旅行需要の急減が響いており、一時的に新規雇用を停止すると伝わったのも重荷だった。

アナリストが目標株価を引き下げたスマートフォンのアップルは3%強、ソフトウエアのマイクロソフトは4%強下げた。ダウ平均を構成する全30銘柄が下落した。

投資家心理を測る指標である米株の変動性指数(VIX)は、前日比約14%高の53台で終えた。20を超えると不安心理が高まった状態とされ、荒い値動きが続いた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は前日比392.202ポイント(4.7%)安の7952.051で終えた。

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