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米国株 ダウ反落し249ドル安 5カ月ぶり安値 原油安を嫌気、世界経済も懸念

(更新)

【NQNニューヨーク=岩切清司】20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落した。終値は前日比249ドル28セント(1.6%)安の1万5766ドル74セントとなり、2015年8月25日以来およそ5カ月ぶりの安値を付けた。下げ幅は一時565ドルに拡大したものの、午後に入ると次第に下げ幅を縮めた。原油先物相場が一段安の展開となり世界経済の先行き懸念が強まった。

日欧の株式相場が急落した流れを受け、朝方から売りが先行した。米指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が約12年8カ月ぶりの安値を付けるなど、投資家心理が一段と萎縮した。「投資家は中国の景気減速が世界経済へ与える影響を警戒している」(米運用会社HPMパートナーズのベンジャミン・ペース氏)との指摘があった。

ダウ平均は取引時間中に昨年8月に付けた安値を下回る場面もあった。

ただ、午後に入ると最近まで売り圧力の強かったバイオ関連株に押し目買いが入った。売り方の買い戻しも加わるとダウ平均は下げ幅を縮小して取引を終えた。

ナスダック総合株価指数は3日続落。同5.264ポイント(0.1%)安の4471.686となった。午後には上げに転じる場面もあったが続かなかった。「恐怖指数」と呼ばれるVIX指数は、市場での不安心理の高まりを示す節目の20を大きく上回る27.59に上昇した。

業種別S&P500種株価指数は「ヘルスケア」を除く9業種が下落。「エネルギー」や「公益事業」の下げが目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約14億7000万株(速報値)、ナスダック市場は約31億2000万株(同)だった。

動画配信のネットフリックスが下落。前日に発表した2015年10~12月期決算で順調な契約者数の伸びを示したが、地合いの悪化から売られた。15年10~12月期決算が15四半期連続で減収となったIBMも安い。

調査会社のニールセンが反落。交流サイト(SNS)を通じたテレビ視聴率の計測対象として、フェイスブックを新たに加えたサービスを始めると発表したが影響は限られた。

原油安を受けエクソンモービルやシェブロンが大きく下げた。

一方、半導体メーカーのマイクロチップ・テクノロジーは続伸。同業の米アトメルを買収すると発表し業績拡大の期待が株価を支えた。アップルやマイクロソフトもしっかり。

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