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米国株、ダウ反発し174ドル高 良好な米景気と企業業績が支え ナスダックは高値更新

【NQNニューヨーク=古江敦子】10日の米株式相場は反発し、ダウ工業株30種平均は前週末比174ドル31セント(0.6%)高の2万9276ドル82セントで終えた。前週に出た米経済指標がいずれも好調で、決算発表を終えた米主要企業の業績も底堅く、先高観を背景にした買いが優勢だった。新型肺炎への懸念から朝方は小幅安となる場面もあったが、売りは続かなかった。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は前週末比107.876ポイント(1.1%)高の9628.389、多くの機関投資家が運用の参照にするS&P500種株価指数は24.38ポイント(0.7%)高の3352.09で終えた。いずれも過去最高値を更新した。

足元の米景気や企業業績は堅調だ。前週は米サプライマネジメント協会(ISM)製造業指数、雇用統計など予想を上回る景気指標が相次いだ。米調査会社リフィニティブの10日付のリポートでは、主要企業の2019年第4四半期(主に10~12月期)の1株利益予想は前年同期比2.3%増と、1月1日時点の予想(0.3%減)から小幅増益に転じた。

市場では、新型肺炎で一時的に経済に混乱が起きても「米国景気と企業業績の改善基調は崩れない」(ナショナル・ホールディングスのアート・ホーガン氏)との見方が根強い。ダウ平均は前週末に277ドル安となったが、下げた局面では押し目買いが入りやすい。「新型肺炎による米景気への悪影響はアジアや欧州に比べ相対的に小さい」(大和証券キャピタル・マーケッツアメリカのシュナイダー恵子氏)との見方も、米株買いにつながっている。

中国人民銀行(中央銀行)が20日にも政策金利を引き下げるとの観測が伝わり、投資家心理を支えた面もあった。

個別ではマイクロソフトが上場来高値を連日で更新し、ダウ平均の上昇を主導した。2度の墜落事故を起こした小型機「737MAX」の運航再開への期待が続くボーイングも上昇した。

モルガン・スタンレーのアナリストが強い買い推奨リストに加えたアマゾン・ドット・コムが連日で上場来高値を更新。このほか、グーグルの親会社のアルファベットが買われるなど主力ハイテク株は総じて強かった。

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