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米国株、ダウ続伸で73ドル高 中国関連銘柄に買い

【NQNニューヨーク=滝口朋史】10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比73ドル92セント(0.3%)高の2万6909ドル43セントと7月30日以来ほぼ1カ月半ぶりの高値で終えた。貿易問題で対立する米中が歩み寄りつつあるとの期待が支えとなり、中国売上高比率の高い銘柄が買われ相場を支えた。欧州中央銀行(ECB)の理事会を12日に控えて様子見気分が強く、相場の方向感は定まらなかった。

中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)が米政府に対する訴訟の一部を取り下げたと10日に発表した。香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)が10日、ファーウェイへの制裁緩和などを条件に中国政府が米国の農産物を購入する方針だと伝えたのも米中対立への警戒感を和らげた。

中国売上高比率が高い建機のキャタピラー、工業製品のスリーエム(3M)、化学のダウが買われた。7日に明らかになった開発中の大型旅客機「777X」の試験の一部中止について、大規模なものではなく納期には影響しないと会社が説明したと伝わった航空機のボーイングが上昇したのも指数を支えた。

新型iPhoneなどの新製品や、動画やゲーム配信など秋に始める新サービスの詳細を発表したアップルが取引終了にかけて買われた。

ECBは理事会で政策金利の引き下げに加え、量的金融緩和を再開するとの観測が出ている。決定には不透明感が残っており、結果を見極めたい投資家が多い。ダウ平均は7月に付けた過去最高値が近づいていたため、目先の利益を確定する目的の売りも出やすい。

前週までの相場上昇をけん引してきたハイテク株やディフェンシブ株は売りに押される銘柄が多かった。一方、出遅れが目立っていた資本財や素材、エネルギー株は総じて買われた。ECBの結果判明を控え、持ち高調整の動きが広がったとみられる。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落し、3.282ポイント安の8084.155で終えた。アップルが発表した動画配信サービスの月額料金が半額以下に設定されたのを受け、競合するネットフリックスが売られた。マイクロソフトやフェイスブック、アマゾン・ドット・コムなど主力株も安い。

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