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米国株、ダウ反発し76ドル高 利下げ期待強まり買い優勢 ナスダック最高値

【NQNニューヨーク=滝口朋史】10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比76ドル71セント(0.3%)高の2万6860ドル20セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言などを受けて7月末に利下げに動くとの期待が高まり、幅広い銘柄が買われた。原油価格が上昇し石油関連株が買われたのも指数を押し上げた。

パウエル氏は米下院委員会の証言で「貿易摩擦や世界景気の減速で、米景気の不確実性が増している」と指摘し「より緩和的な金融政策の必要性が高まっている」との認識を示した。市場では「7月30~31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを完全に支持する内容だった」(FTNフィナンシャルのロウ・クリス氏)との指摘が出ていた。

10日午後に公表されたFOMC議事要旨(6月開催分)でも、参加者の多くが利下げに傾いていたのが鮮明になった。「(貿易摩擦などが)継続し経済見通しの重荷になれば、近い将来の追加的な金融緩和が正当化されると多くが判断した」という。金利低下で株式の割高感が和らぐとの見方から、幅広い銘柄に買いが入った。

週間の米原油在庫が市場予想以上に大きく減り、原油先物相場が4%強上昇し一時はほぼ1カ月半ぶりの高値を付けた。収益改善への期待からエクソンモービルやシェブロンと行ったエネルギー関連銘柄が買われたのも指数の押し上げにつながった。

ダウ平均は一時200ドル近く上げ、3日に付けた過去最高値を上回った。機関投資家の多くが運用指標に据えるS&P500種株価指数は、心理的な節目の3000を初めて上回る場面があった。ただ、来週から米主要企業の2019年4~6月期決算発表が本格化するのを控え、素材や資本財・サービスなど業績への警戒感が強い業種の一角は弱含んだ。金利低下で金融株が売られたこともあり、相場は伸び悩んで終えた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、60.803ポイント(0.7%)高の8202.531と3日に付けた過去最高値を更新した。アマゾン・ドット・コムやフェイスブック、アルファベット、アップルなど主力株が軒並み買われた。

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