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米国・欧州株概況

米国株、ダウ続伸し331ドル高 2万4000ドル乗せ 税制改革期待で

2017/12/1 6:31
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【NQNニューヨーク=川内資子】11月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸した。終値は前日比331ドル67セント(1.4%)高の2万4272ドル35セントと、節目の2万4000ドルを初めて上回り過去最高値を3日続けて更新した。上げ幅は今年最大。米税制改革への実現期待が高まり投資家心理が改善した。長期金利上昇が追い風になった金融株を中心に、幅広い銘柄が買われた。

ダウ平均は11月に月間で895ドル上昇した。8カ月続伸となり、1994年12月~95年7月に並ぶ22年ぶりの連続上昇記録。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。

共和党重鎮でトランプ米大統領に批判的だったマケイン上院議員が30日、上院の税制改革法案に賛成する姿勢を示した。近く採決が予定される上院本会議で可決の可能性が高まったと受け止められた。減税による景気刺激効果を見込み、金融や資本財など景気敏感株を中心に幅広い銘柄で買いが優勢となった。

米長期金利は一時2.43%とほぼ1カ月ぶりの水準に上昇。利ざや拡大への期待が強まったことも金融株買いを加速させた。スーパー大手のクローガーなど好決算を発表する小売企業が相次ぎ、年末商戦への期待も買い材料になった。

10月の米個人所得と個人消費支出(PCE)はともに前月比で市場予想以上に増えた。米連邦準備理事会(FRB)が重視する物価指標のPCEデフレーターは、コア指数の前年同月比の伸び率が持ち直した。米景気や物価低迷への懸念が薄れたことも株買いを促したとの指摘があった。

ナスダック総合株価指数は反発し、同49.584ポイント(0.7%)高の6873.973で終えた。前日に下げたアップルやフェイスブックなど主力株が買い直され、指数を押し上げた。アマゾン・ドット・コムには強気な株価見通しを示すアナリストが相次いだ。

業種別S&P500種株価指数は全11業種が上昇した。「エネルギー」「資本財・サービス」「IT(情報技術)」の上げが大きかった。

11月の既存店売上高が前年同月比10.8%増と大きく伸びた会員制卸売のコストコ・ホールセールが高い。年末商戦時の業績見通しが強気と受け止められた衣料のLブランズが買われた。ダウ平均の構成銘柄では航空機のボーイングや金融のゴールドマン・サックス、医療保険のユナイテッドヘルス・グループなどが高い。

一方、決算で赤字幅が拡大した書店チェーンのバーンズ・アンド・ノーブルが急落。通信機器のジュニパーネットワークスが大きく下げた。ジュニパーは前日夕に伝わったフィンランドの同業大手ノキアによる買収報道を否定したことが嫌気された。

ダウ平均の構成銘柄ではゼネラル・エレクトリック(GE)やネットワーク機器のシスコシステムズ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーが下げた。

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