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米国株、大幅反発でダウ164ドル高 ドイツ銀不安の後退で金融株高

【NQNニューヨーク=森田理恵】9月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反発し、前日比164ドル70セント(0.9%)高の1万8308ドル15セントで終えた。ドイツ銀の経営に対する過度な不安が後退し、米市場に上場するドイツ銀株が急伸した。前日に同社株の急落を嫌気して200ドル近く下げた反動で、銀行株を中心に米株全体に買い戻しが入った。

ダウ平均は上げ幅を一時200ドル超に広げた。米国内での過去の住宅ローン担保証券の不正販売でドイツ銀が米司法省に支払う和解金が約54億ドルで決着すると、欧州系通信社が報じた。米司法省は当初140億ドルの和解金を要求しており、負担軽減への思惑がドイツ銀株の買い戻しを誘った。

石油輸出国機構(OPEC)非公式会合での減産合意を好感し、原油相場の上昇が続いたことも株式相場を下支えした。シェブロンやゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースなどが買われ、ダウ平均構成銘柄はほぼ全面高となった。

30日は月末・四半期末にあたる。「売られすぎた分の持ち高を中立にする目的の買いも入りやすかった」(日系証券の株式営業担当者)という。

9月のシカゴ購買部協会景気指数や消費者態度指数(確報値)が市場予想を上回ったことも好感された。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比42.848ポイント(0.8%)高い5312.002で終えた。

業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち8業種が上昇した。「金融」「エネルギー」「ヘルスケア」が大幅高。一方、「不動産」「公益事業」などが下落した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億8000万株、ナスダック市場は約20億株だった。

会員制卸売大手コストコ・ホールセールが大幅上昇した。前日発表した6~8月期の1株利益が市場予想を上回り、好感した買いが入った。アマゾンが最高値。大手米系証券が「買い」の評価で投資判断を始めたと伝わったことが好感された。ダウ銘柄では小売り大手のウォルマート・ストアーズや製薬大手のファイザーの上げが目立った。

半面、IT(情報技術)サービスを手掛けるコグニザント・テクノロジー・ソリューションズが急落した。贈賄の疑いについて社内調査を始めたことが明らかになり、売り材料視された。ダウ銘柄では通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが下落した。

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