米国株 ダウ続落し195ドル安、2週ぶり安値、アップル株安が重荷

2015/5/1付
保存
共有
印刷
その他

【NQNニューヨーク=大石祥代】4月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落した。前日比195ドル01セント(1.1%)安の1万7840ドル52セントと17日以来ほぼ2週ぶりの安値で終えた。アップル株が3%近く下げ、指数を下押しした。米景気の回復が鈍るとの懸念が根強く株式相場の重荷になった。

米市場には景気の先行き不透明感が漂った。3月の個人消費支出が前月比0.4%増と増加率は市場予想(0.5%)に届かなかった。前日発表の1~3月期の実質国内総生産(GDP)の急減速も引き続き意識された。

ダウ平均の下げ幅は一時260ドルに達した。指数採用銘柄の中で最も下落率が大きかったのがアップル株。前日に腕時計型端末「アップルウオッチ」に欠陥が見つかったと伝わったことが引き続き嫌気され3日続落した。1~3月期決算が良好な内容だったものの、期待が先行し買われていただけに利益を確定する売りも下げに拍車をかけた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数もアップル株安の影響を受けて4日続落した。前日比82.220ポイント(1.6%)安の4941.424と17日以来の安値で終えた。下げ幅は3月25日以来、ほぼ1カ月ぶりの大きさだった。医薬バイオ銘柄を中心に構成されるナスダック・バイオテクノロジー株指数が2月19日以来、ほぼ2カ月ぶりの安値を付けたことも響いた。

業種別S&P500種株価指数は全10業種が下げた。「IT(情報技術)」「ヘルスケア」の下落が目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億8000万株(速報値)、ナスダック市場は約21億9000万株(同)だった。

証券会社が相次いで目標株価を引き下げたイェルプが急落。四半期決算で売上高が市場予想ほど増えなかったバイオ製薬のセルジーンが売られた。減益決算を発表した石油のエクソンモービルが下げた。医療保険のユナイテッドヘルス・グループや航空機のボーイングも安い。

一方、中国の投資会社に身売りすると発表した画像センサーを手掛けるオムニビジョン・テクノロジーズが大幅高。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや小売世界最大手のウォルマート・ストアーズもしっかり。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]