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米国株、ダウ続伸で182ドル高 ナスダック1カ月半ぶり高値

【NQNニューヨーク=古江敦子】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比182ドル33セント(0.7%)高の2万4542ドル54セントで終えた。原油高を背景にシェブロンやエクソンモービルなど石油株が買われたほか、素材株にも買いが広がった。米長期金利が上昇し利ざや改善期待から金融株にも買いが入り、相場を押し上げた。

米トランプ米大統領が8日にイラン核合意からの離脱を発表し、イランからの原油供給が細る可能性や地政学リスクの高まりが意識された。米指標油種WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近6月物は一時1バレル71ドル台前半と期近物として約3年5カ月ぶりの高値を更新。石油企業の業績が改善するとの見方が強まった。

米長期金利の指標である10年物国債利回りが、心理的な節目の3%台に上昇(債券価格は下落)した。貸出金利と預金などの調達金利との差に当たる利ざやが拡大するとの見方から、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株に買いが広がった。ダウ平均の上げ幅は一時220ドルを超えた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比73.003ポイント(1.0%)高の7339.905と3月21日以来ほぼ1カ月半ぶりの高値で終了した。前日夕に取締役の一部刷新を発表したフェイスブックや、アルファベット(グーグル)、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなどの主力株が軒並み上昇し、指数を押し上げた。

業種別S&P500種株価指数は全11業種のうち「エネルギー」「金融」「素材」など9業種が上昇した。一方、「電気通信サービス」と「公益事業」は下げた。

前日夕に発表した四半期決算が市場予想を上回ったうえに強気な見通しを示した旅行予約サイトのトリップアドバイザーが急伸した。タイヤ販売でアマゾン・ドット・コムと提携すると発表した百貨店のシアーズ・ホールディングスが上昇。10日夕に決算発表を控える画像処理半導体(GPU)のエヌビディアは上場来高値を更新した。

ダウ平均では化学のダウ・デュポンやゼネラル・エレクトリック(GE)、製薬のメルクなどにも買いが入った。

一方、小売り世界最大手のウォルマートが下落。インドのネット通販フリップカート・グループの買収を発表し、財務負担を懸念した売りが出た。前日夕に発表した決算で主力のメディア部門の苦戦が嫌気された映画・娯楽大手ウォルト・ディズニーが下げた。

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