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米国株、ダウ142ドル高 5日連続で最高値、ナスダックも連日高値

【NQNニューヨーク=川内資子】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸した。終値は前日比142ドル04セント(0.7%)高の1万9756ドル85セントと5日連続で過去最高値を更新した。海外株高を受けて米市場でも買いが優勢となった。大統領選後の相場上昇局面で出遅れ感があった生活必需品関連などへの買いが午後に勢いを増し、ダウ平均はこの日の高値圏で終えた。

ダウ平均は週間ベースでは589ドル高となり、5週連続で上昇した。2月下旬から3月中旬にかけた5週連続の上昇以来、ほぼ9カ月ぶりの長い上げ局面となる。

アジア、欧州株式相場が総じて上昇し、米市場でも投資家が運用リスクをとる動きを強めた。前日に欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和の延長を決め、引き続き買い安心感を誘ったとの指摘があった。

朝方には目先の利益を確定する目的の売りも出て、上値が重くなる場面があった。ただ、ダウ平均が前日終値を下回ることはなかった。地合いの強さを確認すると、出遅れ気味だった消費やヘルスケア関連株を中心に買いが優勢となった。ダウ平均は特段の材料がないなか、午後にかけて上げ幅を広げた。

12月の消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)が前月比で市場予想を上回って上昇。米経済の約7割を占める個人消費の改善期待が強まったと受け止められた。ただ、株式相場の反応は目立たなかった。

ナスダック総合株価指数は6日続伸し、同27.142ポイント(0.5%)高の5444.498と連日で最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は3日続けて最高値をつけた。3指数がそろって最高値を更新するのは2日連続だった。

業種別S&P500種株価指数では全11種のうち「生活必需品」や「ヘルスケア」、「公益事業」など9業種が上昇。一方、「不動産」と「素材」は下げた。

来年5月の最高経営責任者(CEO)交代を発表した飲料のコカ・コーラが買われた。増配を発表したゼネラル・エレクトリック(GE)と製薬のブリストル・マイヤーズスクイブがそれぞれ上昇した。前日夕に市場予想を上回る四半期決算と増配を発表した半導体のブロードコムは大幅高となった。米メディア大手の21世紀フォックスが買収する方針だと発表した英国の有料テレビ大手のスカイは急伸。製薬のファイザーやメルクのほか、アップルやマイクロソフトも上昇した。

一方、21世紀フォックスは下げた。アルツハイマー型認知症治療薬の開発での進展が伝わったバイオ製薬のバイオジェンは買い先行後、利益確定目的の売りに押された。建機のキャタピラーや小売りのウォルマート・ストアーズ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスが売られた。

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