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米国株、ダウ小反発し27ドル高 世界株高を受け、下げに転じる場面も

【NQNニューヨーク=神能淳志】連休明け19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に反発した。終値は前週末比27ドル94セント(0.2%)高の1万6016ドル02セントだった。世界的な株高の流れを受け米株式にも買いが及んだ。連日の急速な下げで目先の戻りを期待した買いも入りやすかった。ただ、原油安が投資家心理を冷やし、ダウ平均は下げに転じる場面もあった。

朝方は米株式への買いが優勢だった。中国では実質国内総生産(GDP)の伸び率が2015年は前年比6.9%増と25年ぶりの低成長となった。景気低迷に伴う政策発動への期待から中国・上海株が上げるなどアジア株が上昇。欧州主要国の株価指数も軒並み上げたため、米株式には買い戻しが広がった。

買いが一巡するとダウ平均は下げに転じる場面があった。ニューヨーク原油先物相場は一時1バレル28ドル台前半まで下げ、約12年4カ月ぶりの安値を付けた。ダウ平均を構成する30銘柄ではシェブロン、エクソンモービルなどの石油大手が大きく下落。鉱業大手のフリーポート・マクモランや石油・天然ガス開発大手のチェサピーク・エナジーが急落するなど関連株に売りが広がり、相場を下押しした。

取引終了にかけては再び買いが増えた。前週末にはダウ平均が390ドル超下落するなど急速な下げが続いた反動から目先の戻りを見込んだ買いが入りやすかった。電力会社など景気の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄が買われたことも相場を支えた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落。前週末比11.467ポイント(0.3%)安の4476.950で終え、14年10月23日以来およそ1年3カ月ぶりの安値を付けた。バイオ製薬株の下げが大きく、指数を押し下げた。

業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち5業種が上昇した。「公益事業」や「生活必需品」などが上げた。一方「エネルギー」「素材」などが下げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約12億1000万株(速報値)、ナスダック市場は約23億株(同)だった。

個別では医療保険大手のユナイテッドヘルス・グループが高い。取引開始前に発表した15年10~12月期の決算は増収減益だったが、総収入や1株利益などが市場予想を上回ったことを好感した買いが入った。

この日発表した四半期決算で1株利益などが市場の期待を上回った金融大手のモルガン・スタンレーも上昇したほか、最終損益が黒字に転じたデルタ航空も買われた。ダウ平均では日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やマクドナルドなども高い。

一方で、米銀2位のバンク・オブ・アメリカが安い。取引開始前に発表した四半期決算は増益で市場予想も上回ったが、世界市場の先行きを警戒した売りに押された。化学のデュポンやIBM、建機のキャタピラーなども下げた。

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