米国株、続伸 ダウ121ドル高、FOMC声明や中国株高を好感

2015/7/30付
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【NQNニューヨーク=川内資子】29日の米株式相場は続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比121ドル12セント(0.7%)高の1万7751ドル39セントで終えた。中国株の反発で投資家心理が幾分改善したほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明が9月の利上げ開始を明確に示唆しなかったとの受け止めから買いが優勢となった。

週初に大きく下げて世界的な株安を招いた中国株式相場が29日は反発した。欧州株式相場も総じてしっかりとなり、投資家心理が改善。米市場でも株式を買う動きが優勢となった。

米連邦準備理事会(FRB)は午後に公表したFOMC後の声明で、景気認識や金融政策の方向性について前回6月分の表現をほぼ維持した。発表直後は売りと買いが交錯したが、次第に9月の利上げをはっきり示唆しなかったとの受け止めが広がり、買いの勢いが増した。相場は取引終了にかけて上げ幅を広げた。

ナスダック総合株価指数は同22.527ポイント(0.4%)高の5111.733で終えた。

業種別S&P500種株価指数は全10種が上昇。「エネルギー」や「資本財・サービス」「一般消費財・サービス」の上昇が大きかった。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約8億8000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約18億4000万株だった。

四半期決算と同時に通期の売上高見通しを引き上げたバイオ製薬のギリアド・サイエンシズが買われた。決算が市場予想を上回ったタイヤのグッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーが上昇。

決算で売上高にあたる営業収益が市場予想ほど伸びなかったクレジットカードのマスターカードは売り先行後、相場全体の上昇につれて上げに転じた。ダウ平均構成銘柄では、マイクロソフトや製薬のメルクが買われた。

一方、決算で利用者数が伸び悩んだ短文投稿サービスのツイッターが急落。売上高見通しを引き下げた口コミサイトのイェルプは25%安だった。化学のデュポンや建機のキャタピラーも売られた。

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