ロンドン株10時 続落、鉱業株と南ア関連株が安い
【NQNロンドン】31日午前のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は続落。英国時間10時時点では、前日終値に比べ38.85ポイント安の7330.67で推移している。鉱業株の下げが指数を押し下げるなか、構成銘柄の約7割が下落している。
銅価格が下落していることから、鉱業株が軒並み大幅安。アングロ・アメリカンとアントファガスタ、フレスニージョの下げが大きい。
南アフリカの大統領が財務相を解任したことで財政懸念が浮上し、通貨ランドと国債が売られている。同国との関連が強い銘柄が安い。保険のオールド・ミューチュアルは約6%安、製紙のモンディと医療のメディクリニック・インターナショナルも下落している。
保険株と銀行株の下げも目立つ。WMモリソン・スーパーマーケッツやテスコなどスーパーマーケット株も下がっている。3月の英住宅価格が下落したことを受けて、パーシモンなど住宅建設株も売られている。
半面、不動産投資信託(REIT)のハマーソンとインツ・プロパティーズは高い。水道関連株も上がっている。保険のダイレクトライン・インシュアランス・グループと小売りのマークス・アンド・スペンサー(M&S)も上昇している。