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【NQNロンドン】10日午前のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は続伸。英国時間10時時点では、前日9日の終値に比べ23.82ポイント高の7218.57で推移している。
中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の演説を受けてアジア株が上昇した流れが欧州株にも波及して始まった。欧州株は全面高で推移している。
英株では株価指数に寄与度の大きい資源株を中心に構成銘柄の7割近くが上昇している。
金属と原油相場の上昇を背景に鉱業株と石油株がともに全面高となり、指数をけん引している。鉱業株は前日下落したことで割安感が出たことも買い材料視された。アングロ・アメリカン、アントファガスタ、BHPビリトンなどが高い。前日急落したロシアの鉄鋼大手エブラズも買い戻されている。
ファッションのバーバリー・グループも買いが先行。好決算を発表したフランスの同業他社LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンが大幅高となったことを好感した買いが入った。
銀行株も堅調。自動車部品のGKNも上げている。
半面、利益確定の売りで前日上昇した水道のセバーン・トレントなど公益事業株や資産運用株、広告のWPPグループが下落。
医薬品のシャイアーの下げが目立つ。