日経平均大引け 小反発、円安が支え 売り買い交錯で乱高下
21日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反発した。終値は前日比45円71銭(0.21%)高の2万1970円81銭だった。円相場が1ドル=107円台後半に下落し、電機や自動車など輸出関連株への買いが相場の支えになった。株価が下げに転じた場面では個人の押し目買いも入った。
東証1部の売買代金は概算で2兆6862億円(速報ベース)だった。午後の取引では売り買いが交錯し、日経平均は乱高下した。円安進行でいったん上げ幅が200円を超える場面があった。だが、銀行株に売りが膨らんだことなどをきっかけに投資家心理が悪化し、日経平均の下げ幅は一時80円超となった。午後の日本株の下落を巡っては、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が下落したのが重荷になったとの見方もあった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕