米国株、3日ぶり反発 短期の戻り期待の買い、荒い値動き続く
【NQNニューヨーク=古江敦子】9日の米株式相場は3日ぶりに反発した。ダウ工業株30種平均は前日比330ドル44セント高の2万4190ドル90セント(速報値)で終えた。前日に1000ドル超下げるなど週初から急落した反動で取引終了にかけて短期的な戻りを見込んだ買いが優勢になった。米企業業績の改善と米景気拡大といったファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に変化はないとの見方が根強く相場を支えた。

もっとも、前日に直近高値から10%安と相場調整の局面に入ったことからダウ平均の底値を探る動きがみられる場面があった。米金利や株式相場の変動率の上昇に対する警戒感もあって、下げ幅は一時500ドル超まで拡大するなど荒い値動きが続いた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同97.332ポイント高の6874.491(同)で終えた。マイクロソフトやアルファベット(グーグル)など主力銘柄に買いが入り、指数を押し上げた。
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