米国株、大幅続伸 ダウ上げ幅250ドル超 米雇用統計、欧州株高を好感

2015/5/8付
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【NQNニューヨーク=野見山祐史】8日の米株式相場は大幅に続伸して始まった。ダウ工業株30種平均は一時1万8180ドル台まで上昇し、前日からの上げ幅は256ドルに達した。午前9時35分時点では前日比212ドル27セント高の1万8136ドル33セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同49.328ポイント高の4994.873だった。4月の米雇用統計は市場予想にほぼ沿った結果となった。米景気が回復の勢いを取り戻す一方、米金融政策の変更はしばらく先になるとみた市場参加者による買いが膨らんだ。アジアと欧州の株がほぼ全面高となったことも買い安心感を誘った。

朝方発表の4月の雇用統計は景気動向を敏感に映すとされる非農業部門の雇用者数が3月から22万3000人増え、市場予想(22万人程度の増加)とほぼ一致した。一方で3月は8万5000人増と速報値から下方修正された。この先の回復力は予断を許さないものの、労働市場は冬場の寒波による雇用調整の峠を越えたとの受け止めが広がった。

個別銘柄では、4月の売上高が市場予想ほどには落ち込まなかった外食のマクドナルドが高い。インターネットサービスのAOLは9%超の大幅高。四半期決算では売上高が市場予想を上回った。

最大50億ドル(約6000億円)の自社株買いを発表したバイオ製薬のバイオジェンも大きく上昇。メディア大手のCBSも買いが優勢。前日夕に市場予想を上回る四半期決算を発表した。ダウ平均はほとんどの銘柄が上昇し、ホームセンターのホーム・デポや航空機のボーイングが高い。

一方、石油関連株は売り買いが交錯。シェブロンは下げる場面があるほか、エクソンもダウ平均の採用目柄の中では上昇率は低い。足元でやや軟調な原油先物相場を嫌気した売りが出やすくなっている。

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