米国株、ダウ続伸で始まる 一時500ドル超上昇 バイデン氏優勢で思惑買い
【NQNニューヨーク=岩本貴子】3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸して始まった。午前9時55分時点では、前日比487ドル78セント高の2万7412ドル83セントで推移している。上げ幅は500ドルを超える場面もあった。米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が勝ち、上院選でも民主党が過半数を奪還すれば、大規模な経済対策が成立するとの思惑が広がった。
全国ベースの支持率ではバイデン氏がトランプ大統領を明確にリードしており、選挙が混戦にならず早期決着するとの期待も買いを後押ししているようだ。アジアや欧州の株式相場が軒並み上昇したことも投資家心理を改善させた。
景気敏感株が買われ、航空機のボーイングや工業製品・事務用品のスリーエムが高い。空運株も上昇している。米債券市場では長期金利が上昇し、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど銀行株も買われている。