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米国・欧州株概況

米国株、ダウ続落で始まる 27ドル安、小売り決算不振で心理悪化

2017/5/12 22:54
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【NQNニューヨーク=滝口朋史】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落して始まった。午前9時35分現在、前日比27ドル14セント安の2万0892ドル28セントで推移している。小売業の四半期決算が相次いで市場予想を下回り、投資家心理が悪化した。4月の小売売上高が市場予想ほど伸びなかったのも重荷になっている。

百貨店のJCペニーが取引開始前に発表した2017年2~4月期決算は特殊要因を除く1株損益が市場予想に反して黒字になったが、既存店売上高が予想以上に減少した。前日の取引終了後に四半期決算を発表したノードストロームも既存店売上高が予想以上に減少。業績不振を受け両社の株価は大幅に下落しており、相場全体の重荷になっている。

米商務省が発表した4月の小売売上高は前月比で0.4%増と、市場予想(0.5%増)に届かなかった。自動車・関連部品を除いた値も0.3%増と予想(0.5%増)を下回った。3月分が全体で0.2%減から0.1%増に上方修正されたものの、個人消費の戻りの鈍さが意識された。

米労働省が発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%上昇と、市場予想に一致したが前年同月比の伸びは2.2%と3月の2.4%から伸び悩んだ。変動の大きいエネルギーと食品を除いたコアの伸びは前月比0.1%と予想(0.2%)を下回った。物価上昇圧力の鈍さから米景気の勢いが予想ほど強くないとの見方も買い見送りにつながっている。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比0.981ポイント高の6116.945で推移している。アップルやアマゾン・ドット・コムなど時価総額の大きい主力株の一角に買いが先行し、指数を下支えしている。

業種別S&P500種株価指数では「金融」や「資本財・サービス」の下げが目立つ。一方、「公益事業」「IT(情報技術)」は高い。

JCペニーとノードストロームはともに8%前後下落している。アナリストの投資判断引き下げが伝わったゼネラル・エレクトリック(GE)も安い。ダウ平均の構成銘柄ではIT機器のシスコシステムズや金融のJPモルガン・チェース、ゴールドマンサックスに売りが先行している。

一方、特殊ガラス大手コーニングに買いが先行している。アップルが新たに設立した製造業向けファンドからコーニングに2億ドルを拠出すると発表した。アナリストの投資判断引き上げが伝わった宝飾大手のティファニーも上げている。前日の取引終了後に発表した四半期決算が市場予想を上回ったソフトウエア開発のCAテクノロジーズも高い。ダウ平均構成銘柄ではアップルのほか、外食のマクドナルドが上げている。

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